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【#やってみた大賞】オタクの夢は、叶えてこそ

ずっと醒めることのない夢であって欲しい。

地下アイドルオタクのかべのおくです。

少し前に、こんなnoteを投稿しました。

そこで、「いつかは海外のライブ遠征に行きたい」と言ってましたね。


行ってきました。

今回はこのタイ遠征の全記録です。


現在、noteでは「やってみた大賞」というテーマで記事を募集しているので、それに絡めて投稿します。このタグつけたら伸びそうだな~、というつもりはありません。


行くまでの準備

タイに行くまでにやった事は以下の通りです。

  • 飛行機の確保

  • 宿の確保

  • タイランドパスの申請(ワクチン接種証明、海外保険含)

  • PCR検査の予約

  • 身辺整理


飛行機をとる

これをやらないと何も始まらないと思ったので、これから始めました。行きが4万円、帰りが7万円くらいでした。3週間前に予約したのでかなり高かったのですが、早めに取っておくと往復5万円くらいらしいです。

「こんなに気軽に取れるものなの…?」とすこしビビりました。ちなみにエクスペディアは、予約確定メールがそのまま国際線のチケットになるらしくてもっとビビりました。


ホテルの確保

タイランドパスの申請にホテルを取らなくてはいけないことが分かったので、まずは宿を確保しました。

agodaでやたら安かったんだが大丈夫か…というのが予約した時の印象です。ちなみにタイのホテルは何となく4グレードくらいに分かれてました。

  • SHA Extra Plus(10,000~30,000円)

  • SHA, SHA Plus(8,000円~20,000円)

  • その他(~8,000円)

  • ユースホステル(~3,000円)

ちなみにSHAとはタイ国政府が認定した感染対策基準のことらしいです。2022年5月まではSHA Extra Plusのホテルじゃないとダメだったらしいのですが、6月になって規制解除されたのでSHA Plusのホテルに泊まりました。

ちなみに行ってわかったことですが、感染対策されてるからってホテル自体がキレイなわけではないこともあります。


タイランドパスの申請


タイランドパスとは、感染対策の水際対策のためにタイ政府が導入した事前申請システムです。2022年7月からなくなるらしいので細かい内容は省略します。

海外保険とか、ツアーに申し込まなかったら忘れそうな手続きを勝手に踏めるので便利だなーと思いました。

ワクチン接種証明の電子版はどうやって登録するか分かりにくかったことだけが不満でした。でもお陰で、タイ現地でのワクチン接種証の確認などはまったくありませんでした。ありがたいシステムですね。


PCR検査の予約


日本は入国に72時間以内のPCR検査(もしくは抗原検査)陰性証明を義務付けています。別に予約する必要はないのですが、僕は不安だったので以下の医院を予約しました。

LINEで丁寧に対応していただいたので、とても安心しました。予約できる時間帯は限られますが、可能なら予約しておくと便利なのかもしれません。


身辺整理

飛行機と宿が取れて、なんとなく「行けそうかな?」という段階から、徐々に身の回りを整え始めました。

パッキングは大したことなかったのですが、それよりも、自分が日本からいなくなってもよくなる準備が大変でした。

たとえば、会社のカレンダーに「有休」の2文字を登録したり、家族など必要最低限の人には予定を共有したりといった作業です。

なぜか推しメンには、直前まで「遠征に着いて行くよ」と言えませんでした。


タイに行って思ったこと

現地で印象に残ったことを話します。

  • 言語の話

  • 鉄道すごい

  • スマホ・WiFiの5G推し広告

  • モノの並べ方が独特


言語の話

タイは意外と街中に英語が表記されてます。なので交通標識とか電車で迷うことは少ないです。

ただし、現地人とは単語レベルでのやり取りしか出来なくて苦労しました。僕は中高大と英語教育は受けてきたので、一般的な日本人くらいの英語力は持っていると思います。

オフ会で、タイに出張に来てる日本人の人と少し話しましたが、それほどタイ語が出来なくても暮らせてるみたいでした。


バンコクの鉄道すごい

バンコクの鉄道網はとても充実してて、3〜5分くらいの間隔でやってくるので、交通の便には全く困りませんでした。

車内にはちゃんとサイネージもあって、広告宣伝が流れたり次の案内表示がされます。下手な日本の田舎よりも全然暮らしやすいと感じました。

ただし、駅間が広くて電車を降りると暑い中歩くのは結構キツいので、駅から目的地が離れている時は注意が必要だと感じました。


スマホ・WiFiの5G推しがすごい

タイは2020年3月から5Gが導入されてるらしいんですが、もはやそれがキャッチコピーのようになっていました。

「とにかく他社と差別化するために5G!」みたいな感じでした。日本ではまだ5Gってすごいモノ、みたいなイメージかも知れないですがタイではただのスペックの一部みたいです。

こんなサイネージばっかり

というか全体的にタイは誘惑強めの広告が多めです。街中を歩いていると日本で1週間ぶんくらいの情報を一日で浴びたような気になります。


モノの並べ方が独特

少し時間があったので、地元のデパートやスーパーを物色しました。

タイのお店は、モノの置き方が日本と異なって独特です。とにかく同種なモノを沢山並べようとします。

時計売り場@サイアムのデパート
ポテチの棚@トンローのスーパー

「そんなに並べても買うの1個よ?」と思うのですが、色の揃え方も必ずしも統一感がある訳では無いみたいです。最近は豪華一点主義の品ぞろえが多いように感じる日本とは一線を画す部分がありました。


オフ会(国際交流)の時間

初めての海外遠征なのに、どういうわけかオフ会に参加って何なの死ぬの?って行く前は思ってたんですが、むしろ死ぬほど楽しかったです。

参加したのはパーティークルーズとサイアムドルカフェでのイベントの2つです。

やはりタイの人が半分以上を占めていたのですが、案外言葉は通じました。2014~2016年からFES☆TIVEのことを知っていて、意外と日本語が話せる人が多い印象でした。

国籍や言語関係なく、とにかくメンバーが話しかければみんなが笑顔になっていたのは印象的でした。タイも日本もオタクは変わらんなと、とてもいい経験になりました。


推しが尊ければ、言葉は必要ないわけです。


肝心のライブは?

今回の遠征では対バンとワンマンの2本のライブに参加しました。FES☆TIVEのライブレポはワンマンの方でまとめて話します。


タイの対バンってどうなのよ

6/25はタイと日本のアイドルによる対バンでした。

開幕が「恋のカラフルマジック」で横転しました
そのあとも、4割くらいは日本語の曲だったんじゃないかと思います。タイの人も日本語でミックスを入れるのは新鮮でした。タイオリジナルの曲も、日本のものと曲構成・楽器構成ともに似ていて、「沸き曲」という概念も万国共通なのかなと思いました。

個人的には、SIAM☆DREAMの「にゃんだふるらいふ(タイ語バージョン)」がすごく上品な感じになってていちばん好きでした。タイ語って日本語よりも優しく感じられるイメージがあって、それがにゃんだふるの世界観とマッチしていたのではないかと推測します。


待ちわびたワンマンライブの景色

そして6月26日、FES☆TIVEワンマン@タイが行われました。

なんかもう、よく分からないくらいすごかったです。

すごさが伝わりそうなツイートを載っけときます。

「コロナ前の日本でもこんなに盛り上がったことあったっけ?」というくらいですよね。ほぼ毎曲こんな感じでした。マジです。

僕は最初4列目くらいでライブ見ていたんですが、ライブが始まるとどデカいサークルに巻き込まれました。タイの現場、全く容赦がありません。フロアでライブを楽しみたかったら、もう沸くしかありません。


タイは、フロア全員が後方管理です。


「そんなに暴れてたらトラブル起きないの?」と心配になるところもありますが、タイのオタクはそれら全て予定調和みたいな捉え方をしているようです。ライブなのだから、もみくちゃにされるのは当然、みたいな共通認識が取れているのを感じました。

ちなみに、タイにも関係者エリアは存在します。ただし柵を立てるのではなくて、頼まれたオタクの一部がBONDSの代わりのようなことをやってます。しかし彼らも普通にライブは楽しんでいるという少し不思議な空間でした。


オタク、何を思った?

長かったですね。あとは感想戦でおしまいです。僕も飽きてきたので2つに留めます。


ひとつは、タイはFES☆TIVEを待ち望んでいたということです。

タイの現場はコロナ前のままで止まっていて、良く言えば当時の熱気をそのまま残している印象です。だからこそ、「ついに、あの、FES☆TIVEが!」という待ちかねた思いをビシビシ感じました。

これはチェキ会の接触でも見られたことで 、タイやシンガポールのオタクの人達の純粋な反応は、地上アイドルとの接触のそれに近いところがありました。

異国のアイドルのことを2年間も楽しみに待っていられる姿勢は、すぐに他界する日本のオタクも少しは見習うところがあるのではないかと思いました。


ふたつめは、夢は案外すぐに叶うということです。

以前のnoteでも書いていますが、僕はコロナが蔓延する2〜3カ月前にFES☆TIVEにハマったので、海外遠征に帯同した経験はありませんでした。正直、当時はモチベがここまで続くとも当時は想像できず、すっかり叶わぬ夢かと思ってました。

しかし気付いたら、夢は手を伸ばせば1ミリ先のところにある「目標」に変わりました。もちろん少なからざるお金と準備は必要でしたが、それで待ち望んだ景色が手に入ったのです。

しかしオタクが夢を叶えた先には、必ず次の夢があります。幸いなことに長年の夢を叶えた僕は次の目標、「ジャパンエキスポに行く」に向けて、せっせとお金をためようと思います。


おわりに

まとめます。


タイのおみやげは、コアラのマーチがおすすめ。


以上です。

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