ふるさと納税で「ふるさと」が分からなくなった話
社会人2年目にして、初めてふるさと納税という制度を利用しました。
「え、これで終わり?」
これが終わってからの感想です。東京ビックサイトに行って、初めて推しと握手をしたときの10秒間と同じくらいあっけなかったです。
両親はこういった制度に疎いのか今まで全く活用して来なかったので、当然僕もあまり良く知りませんでした。「納税」とついているだけでなんだか面倒に思えてしまいますよね。
というわけで、僕がふるさと納税を行った手順、寄付先、やってみて感じたことをまとめておきます。
(※この記事は、返礼品受け取りや、ワンストップ特例制度書類記入前に書いています。それについては追記する予定です。)
ふるさと納税ってどうやってやるのよ?
僕は楽天ふるさと納税を利用しました。
理由は単純で、僕が楽天経済圏で暮らしているからです。
楽天経済圏とは楽天カード、楽天銀行、楽天モバイルなどを利用していると、楽天ポイントがたんまりもらえる仕組みのことです。実際に僕は4倍の楽天ポイントを貰いました(対して強くはない)。
申し込むステップ次の3つです。
① 納税額シミュレーターで納税上限額を知る(※超過分は還って来ない)
② 寄付先を探す
③ 申し込む
ちなみに申し込む際には、「ワンストップ特例制度」を利用するかについて聞かれます。これについては、ちゃんと検討しましょう。
下手すると、減税されずに高い買い物をしただけになります。
ちなみに僕は副収入のない会社員で、寄付先も多くなかったので申し込みませんでした。
ふるさと納税の注意点については、「賢者の流儀」さんのチャンネルが役立ちました。
で、どこに寄付したのよ?
・金芽米 13.5 Kg(岩手県奥州市)
・さつまいも 5 Kg(高知県室戸市)
ザ☆食料。(若干収入もバレる)
特に僕は、
・なんちゃってヴィーガンなので、肉や魚はNG
・ミニマリストなので、形に遺るモノはNG
という制約があり、結果として日々の食料に落ち着きました。
あとから調べたら、還元率とかを意識するともっとコスパのいい選び方も出来たみたいです。
ところが、上位品は肉や魚の贅沢品ばかりでそもそも買えません。
それに、僕は今が「身の丈」なので、これ以上生活レベルを上げたくありません。なので結局のところ、最初から還元率を意識しても今の結論とそう変わらなかったかなと思います。
というか、そもそも「返礼品」なのに、そこにコスパを求めるのっておかしくないですか?
ふるさと納税をやって感じたこと
やったことには、あとからいくらでも理由づけできる。
これが感じたことです。
僕は完全に返礼品の機能性から寄付先を選びました。しかし思い返してみれば、どちらも自分にゆかりのあった場所でした。
岩手県奥州市には昨年、ソロ旅行で訪れました。水沢の民宿や食堂を利用させてもらい、かなり有意義に過ごさせていただきました。「何かしらの形でまた恩返しがしたい」と思っていたのですが、思いがけずこのような形となりました。
高知県には訪れたことはありませんが、いま勤めている会社の創業一家は高知県出身です(室戸ではないのですが)。自分がいまこうして比較的自由に生活できているのも、巡り巡って創業者を産んだ土地のお陰であると考えれば、少しでも恩義を返せたということになります。
結局、人というのはどこかしらでつながっているのです。偶然だったと感じているかも知れませんが、それは絶対に偶然ではありません。
そのつながりを見つけるも見つけないも、自分自身なのです。それが「くだらない」と感じる人もいると思います。しかし、少しでも「幸せ」を感じられる捉え方があるのなら、それを選択してもいいのではないでしょうか?
おわりに
まとめます。
「ふるさと」は、作れる。
以上です。