地下アイドルオタクが、夏の余韻に浸れるプレイリストを作ってみた
好きか嫌いかはおいといて、夏って存在感あるよね。
地下アイドルオタクのかべのおくです。
9月に入ってもまだまだ残暑ですが、アイドルオタクの皆さんは8月の大型フェスが終わると気持ちは完全に秋という感じですよね。
2023年の夏、どうでしたか?
個人的には、ここ3~4年で一番充実していた夏でした。やはりライブやフェスに何かしらの制限がついていたものがなくなったぶん、1回1回の充実度が高かったように思います。
だから暑いのはそろそろ勘弁してもらいたいなって思いつつも、なんだか終わってほしくない。そんな小学生みたいな感情に浸りながら、今年の夏に印象に残った楽曲たちでプレイリストを作ることにしました。
某有名ツイッタラーがこんなことを言っていましたが、これは僕も完全に同意です。多くの人の記憶に刻まれる曲が記録を作り、名曲になるんだと思います。
プレイリストの主旨
筆者(かべのおく)が今年の夏フェス、またはその期間中のライブで印象に残った「夏曲」を寄せ集めた、超個人的プレイリストです。
ひとつ但し書きをしておくと、今年リリースの曲とは限りません。あくまでも2023年の夏フェスで印象に残った曲なので、ご注意ください。皆さんには「ふーん、こういうのが今年の夏は流行ってたのね」「ふーん、こいつはこういうところ見に行ってるのね」というくらいで聞いてもらえればと思います。
プレイリスト紹介
Spotifyで作りました。こちらに貼り付けておきます。
今回のプレイリストは、大きく3種類の楽曲に分けられます。
夏のワクワク感
夏を切り取る
過ぎ去った夏と大切な人を思い出す
これらの順にしたがって、選んだ楽曲を紹介します。
①夏のワクワク感
まずは夏の始まりを感じられるした楽曲から。
暑いし気だるい日々なことは分かっているのに、四季の中では夏が一番心躍るのはなぜなのでしょうか。たぶん「何か」が始まるかもしれないという予感のせいなのかもしれません。
マリンブルー・スクランブル(ドラマチックレコード)
グループ初の夏曲にして一番のプッシュ曲。7/25に東名阪ツアーのファイナル公演で初披露されてから、ライブで聞かない日はなかった気がします。
「スクランブル」という曲名にもある通り、ひと夏に急接近する2人の関係性が、ドマレコらしい爽やかなメロディで歌われます。歌詞にも夏らしい単語が沢山登場、「好きの高度計 振り切れた系…?」などと言葉遊び的要素も聞きどころです。
ちなみにこの曲、Spotifyのフリープランだと高音がつぶれて聞きにくいかもしれないので注意してください。
ポイポイパッ(真っ白なキャンバス)
実はレパートリーが多い白キャン夏曲の中でも、振りコピが楽しい一曲。
陰キャの僕でもこの曲を聞く度に、「今年の夏は、もうちょっと外出てみようかな…?」と前向きな気持ちになります。
TIF2023の3日目、スマイルガーデンで白キャンを聞いているとき、ちょうどこの曲のときに土砂降りの雨が降り始めました。2サビ終わりの橋本美桜さんのパート「サンダル投げて明日天気になればいいな」の時には「(まず、今どしゃぶりなのをどうにかして???)」とその場のオタクが心の中で総ツッコミを入れたことでしょう。
いや、本人も言うてもうてるやん。
まあしかし、もともと好きな楽曲だったのですが、この出来事によって余計に思い出深い曲になってしまいました。
②真夏を切り取る
次は夏まっさかりをイメージさせる楽曲です。
夏の記憶は、さまざまな風景や何かしらのアイテムと一緒に切り取られることが多いように思います。そして大抵は青春の思い出と結びついていて、忘がたいものになっているのではないでしょうか。
青いペディキュア(JamsCollection)
6/30のジャムズ新体制ワンマンにて初披露。個人的に2023年に発表された夏曲ではNo.1だと思っています。TIFとアットジャムのメインステージなど大事な場面でも披露され、瞬く間にオタクの間でも人気曲になりました。
青いペディキュアとサンバイザーをつけた、君の横顔はタイムラプス。やっと話しかけても、テンプレの一言だけ。そんな甘酸っぱい歌詞をのせた切ないメロディは、聞き手それぞれの記憶をもフラッシュバックさせる、悪魔的な魅力のある楽曲です。
真夏の彼方(MyDearDarlin')
7/15の河口湖ステラシアターでのワンマンライブで初披露された夏曲。青春と夏をテーマにした楽曲で、夏らしい情景が思い浮かぶ歌詞に、爽やかなメロディ、マイディアの真っ直ぐな歌声が合わさります。
マイディアの夏曲といえば「夏が来る」という認識もあるかもしれません。しかし来年は「真夏の彼方」が夏のリード曲になるんじゃないか、そんな予感がしてなりません。
初恋のひと。(高嶺のなでしこ)
NATSUZOME2023で初披露された夏曲。僕は、「学校青春ストーリー」をテーマの曲を書かせたら、HoneyWorksの右に出るものはいないも思っています。入学から一目見て好きになった人から誘われた、夏休みの勉強会で急接近する2人、たぶん100人中10000人が好きなシチュエーションだと思います。
そして、その世界観を表現するたかねこのパフォーマンスも見事です。TIF2023のスカイステージでこの曲を聞いた時は、松本ももなさんがいつもの10倍増しで可愛く見えました。
③過ぎ去った夏と大切な人を思い出す
最後は夏が過ぎ去る寂しさを感じさせる楽曲です。
光があれば影があるように、夏には楽しい思い出も、悲しい思い出もあります。それは大切な人との別れだったり、儚く散った青春だったりするのではないでしょうか。
だけど夏なんて嫌いで(透色ドロップ)
透明感に溢れた透色ドロップらしい夏曲。NEO KASSEN2023で初めて聞いた時は、思わず落ちサビで泣きそうになりました。
曲自体は2022年発表、MVは10万回再生超なのにこれまで知らなかったのは、この夏一番の不覚です。
二度とない季節、夏。でも好きな人に振り向いて欲しくて、思わず「夏なんて嫌い」と言ってしまう。本当の自分に素直になろうと決めた時には、君はもう目の前にいない。それを淡く儚い雰囲気をまとった透色ドロップが歌っていて、灰色の青春を送った人ほど刺さる一曲なのではないでしょうか。
真夏のユーレイ!!(Merry BAD TUNE.)
バチュンが2023年夏に勝負をかけた1曲。切なさと熱さが混在する歌詞を、軽快なバンドと電子音が奏でます。夏を「透き通るような季節」と形容するを見たのは、この曲の歌詞が初めてです。
僕がこの曲を聞いたのはTIF2023メインステージ争奪ライブでした。この曲が歌われたのは15分で4曲を披露するハードなセットリストの一番最後。まさに全てを出し切るステージに、勝負を忘れて高揚したのを明確に覚えています。
余談ですがバチュンはこの楽曲を含めて、サビで普通の曲とは違った転調をするものが多いように感じます。まさにそんな「型にはまらないBAD TUNE.」が、多くの人を魅了する一因かもしれません。
Last Summer Daydream(Ringwanderung)
今年の夏フェスで意外と目にする機会が多かったリンワン、その中でも一番心に焼き付いているのはこの曲です。そのまま和訳すれば「過ぎし夏の白昼夢」。曲名の通り、夢か現か判然としない光景が、壮大な音楽に乗せて滔々と歌われます。
この曲の見せ場は何といっても落ちサビ。初めて見たときには、みょんちゃんの感情のこもった歌い口に圧倒されました。どちらかといえばかわいい系のアイドルが好きな僕にとっては、「この子は、アイドルというジャンルに収まるのか?」と、ハンマーで頭を殴られたような衝撃でした。リンワンとこの曲に出会えたことは、この夏一番の収穫と言ってもいいんだと思います。
以上、こうして振り返ると本当にいろんなところでいろんなアイドルを見れたなと思います。NATSUZOMEの頃は「このままいつメンのライブだけ見続ける夏になったらどうしよう…?」とか思ってましたけど、心配は杞憂でしたね。
しかし、本当に楽しいのはこれからです。夏に出会ったヒロインと関係を深めていく秋、そして拗らせ沼ってゆく冬と、オタクの季節が移り変わってゆく様を味わっていきたいと思います。
おわりに
まとめます。
やっと、少しは足腰を休ませられそうかな。
以上です。
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