こぼれ落ちた言葉のカケラに、ブランドが潜んでいる。
お客様とブランドづくりについてお話するとき、よくお願いするのが
「とにかくたくさん言葉にしてください」
です。
宿題的にお願いすることもありますが、どちらかというと対面カウンセリングのときや、チャットをしているなかで拾い上げていくほうが
より良いものが出てくる感じです。
やっぱりね。対話だいじ。
そして、お話している方の頭は、どんどん妄想モードになっていきます。
理想、夢、目指すところ…という自分のことだけではなく
お客様の方からの視点、想い、感覚、望まれる姿、要望などなど…。
「お客様視点から見たときの、自分のブランドの『あるべき姿』は?」
まで思考が到達すると、ブワーッと大きく世界が広がります。
ぱちんと弾けたように、何かが見つかる方も多いです。
お客様から見ても、自分から見ても、同じだけの価値。
右から登ってくるお客様と、左から登っている自分とが、ちょうど出会う頂上が見えてきます。
「そこが、ミッション(の種)です」
その頂上をに旗をたて、それを「使命」として言葉にすれば、ブランドのミッションができあがります。
もちろん、でてきた言葉や思考、感情を磨いていくことは必要ですが、自分の中で「芯」ができればこっちのもの。
あとは、自然と頂上の旗にむかって、いろんなことを決めていけます。
「どの山に登るかわからないうちは、装備は決められない」
富士山に登るのに、めっちゃ軽装だったり
近所の低い山に登るのに、やたら重装備だったら
苦しかったり、大変だったり、リタイアしたり、遠回りをしなくちゃいけない。
まさにそれが「何も決まってないのに、いきなりロゴから作り始める」と、いうようなことなのです。
まとまっていないうちは、どんどん言葉に出してください。
書きなぐってもいいし、スマホのメモに打ち込んでもいいし、ボイスメモしてもいい。
とにかくたくさんのキーワードを、集めて、ふるいにかけて、磨いてみてください。
もし壁打ち相手が必要なら、いつでもどうぞ(ちゃっかり宣伝 笑)