ダーティペアの大跳躍 高千穂遙著 ハヤカワ文庫(2020年10月発行)
文庫にして前作の「大帝国」から10年。ダーティペアが帰ってきました。うれしいなぁ。発売されてしばらくしてから入手して最近読了しましたが、本当に面白い。
いろいろと難関やトラブルにぶつかり、悩みながら依頼をクリアしていくクラッシャーたちと違い、明るくやりたい放題なところがいいですね。
さて、今回のダーティペアは時勢に逆らえなかったのか、違法な「時空間大跳躍」実験の調査途中で、機関の暴走によって異世界へ跳んでしまうこととなります。ただ、実際には異世界というより昔ながらのパラレルワールドというほうがふさわしいでしょう。
とにかくどこに行ってもダーティペア、いやラブリーエンゼルであることには変わりなく、大暴れする二人の活躍を読んでいると知らず知らずのうちに、頓宮さんと島津さんの声が脳内再生されてきます。
そして10年ぶりということもあって、二人の活躍が倍増されています。楽しいですね。最後の破壊っぷりもスカッとさせてくれます。
何年でもまつので定期的に続巻出してほしいです。