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光る君へ考

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光る君への視聴後の感想です。
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2024年6月の記事一覧

光る君へ#26いけにえの姫

はぁ〜今日も堪能しました。

ドラマ故か時代考証か、いきなり、ハイ、入内。ではなく、陰陽師の意見があり、考えて、妻に相談して、みなの意見を聞いて、帝に申し入れて、お許しがあって、裳着を済ませて、いよいよ、と 段取りを踏んでいくので、お話がなめらかに進んでいくさまを受け入れていくことができています。

あまり平安のしきたりを知らない人にも、わかりやすくなり、また、道長の思いをちゃんと描かれるからこそ

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光る君へ#25決意

越前から都へ。
もう少し長く越前編が続くかな?と思っていたけど、都の華やかさが恋しいものです。

このドラマは、セリフにならないシーンの多いこと。目線や視線、文や習慣から慮るようにしなくては、なぜこのシーンなのかがわからない。

このようなドラマはなかなか、平安という時代と、NHKさんでしかつくれなさそうです。

今回のシーンでなんとも言えなかったのは、宣孝が、道長に為時の娘の夫になることを伝えた

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光る君へ#24忘れえぬ人

平安時代が好きだったのです。
あの十二単の美しさ。襲の色目、薫きしめた香、衣擦れの音、文を送りあい、御簾越しに語らう、季節の移り変わり、五感をフルに生かした機微細やかな世界。
田辺聖子さんの百人一首の解説をすり切れるほど読みました。思いをわずかな数の文字に載せていく、凝縮されたことばの世界。
まんがでも楽しみました。あさきゆめみし、なんて素敵にジャパネスク!、陰陽師、、、
正直、光源氏はあまり女性

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