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あるいはチョコレートという名の麻薬。
今年もチョコレートに狂う季節がやってきましたね。
デパートもスーパーもコンビニもどこを見てもチョコレート商戦真っ只中。
たかが豆に何をこんなに狂うのか、そんなことを思わなくはないけど、この時期だけはやっぱり特別だと思う。
その昔は薬として用いられていただけあってすぐ手の届くところに現代においてチョコレートに狂うのも無理はないのかも。
私も例に漏れずしっかり狂っています。
やうやう白くなりゆく駅のホーム、まあまあ明かりて集まりだちたる人々、コートの裾を冷たい風に揺らしながら私もチョコレートを求めて西武池袋チョコレート•パラダイスへ向かいました。
私のチョコレート•パラダイスへの参戦は2回目、初陣の去年に比べて要領を掴んでいるはずなのにほんとにたかが豆に何をこんなにも狂っているのだろうと思わざるを得ない。寒中の最中、本館1階、車寄せ口はもう既に長蛇の列だった。
なんとか買えたチョコレートはこんな感じ
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Perfumeはデパートの地下も揺れるって歌っていたけど池袋は7階です。地上7階が揺れていました。
ここから先は私が購入したチョコレートと熱狂ぶりのレビューになります。
よろしければお付き合いくださいませ。
パティスリー•ヤナギムラ SATSUMAGURA
カモン飲兵衛。
去年のチョコパラですっかり虜になってしまった鹿児島発の焼酎ボンボン!
去年は会場の外、中央通路沿いに出店していましたが満を辞して会場内入りを果たしていたことからデパート側の期待値の高さも窺えるブランド。
正木、七窪、今年のニューフェイス黒伊佐錦をチョイスしました。どのお味も香り高く濃厚な味わいです。
私の定番は余韻が続く紫芋焼酎の正木ですが、七窪はボンボン初心者の方やお酒が苦手な方にもおすすめな爽やかな後味です。
ニューフェイスの黒伊佐錦は3つの中で1番お酒の味が強くチョコレートにも負けない深いコクがダイレクトに伝わる一品でした。
MAISON D' IT Truffe an chocolat
教科書に載せたいトリュフチョコレート
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京都の料亭「先斗町禊川」にて愛されているトリュフチョコレート。
日本のトリュフの中で1番好き。
気骨を感じる見た目と同じくしっかりとしたカカオの味わいが楽しめる王道のトリュフ。
なめらかな口当たりもさることながら特筆すべきは後味かと思います。
チョコ自体はしっかりとした甘さですが口にくどさが残らない。
濃厚ながら日本刀の如く切れ味の良い後味、相反する特性を一粒に詰めた様は2面性のある京都人を表す上品なトリュフです。
YVAN VALENTIN
トリュフチョコレートの頂点。
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一種の芸術品だと思う。
もしメゾン・ドゥ・イッテーが教科書に載るトリュフならこちらはルーブル美術館とかメトロポリタン美術館とか所蔵にされて欲しい。
味、口溶け、香り、食感、ヴィジュアル、どこをとっても天才的。レーダーチャートが全て塗りつぶされる至高のトリュフ。はなまるあげちゃう。
衝撃なのは「ホワイトコアントロー」私はホワイトチョコレートが苦手なのですがこちらのトリュフだけは別。
YVANのホワイトチョコレートは完全に別物。
甘すぎず、変なミルク臭さもなく、しっかりとカカオを感じるチョコレートなんですがコアントローの香りがオレンジを食べているのでは?と錯覚させるほど爽やかです。
ホワイトチョコレート苦手な方こそ食べて欲しい。
今年の限定品フレーバーはタイベリーとキャラメルセサミ。
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去年の東南アジアンテイストとは一変してスコットランド生まれの「タイベリー」恥ずかしながら初めて知った果物でしたがきっとこんな味なのね、って想像ができる程みずみずしいトリュフでした。 口に入れた瞬間から香るベリーの爽やかな甘酸っぱさ、香ばしく芳醇なセサミ。限定フレーバーこそYVANの真骨頂だと思います。
YVANのトリュフは本当に美味しいから絶対に食べて欲しい。
その昔チョコレートは疲労回復や滋養強壮を図る薬として使われていたのも頷ける。
確かに私にとっとてもチョコレートは薬なのかもしれない。日々を楽しく生きるための薬、乱用しても死なない薬。
疲れた時はチョコレートが食べたい、出来ればきらきらしているやつがいいな
2月の出費額としてはかなり痛手で財布は死ぬが日々の疲れは癒されるし、また頑張ろうって思えるのだから確かに疲労回復と滋養強壮に効果があるんだと思う。バレンタイン最高。
もしよろしければおすすめのチョコレートブランドを教えてください
随時募集しています❤︎
ちなみに今年の池袋のMAPはこんな感じでした。
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SpecialThanks:財布