記事一覧
投稿歌 まとめ③ 2023年
※2023.1.14 毎日歌壇・水原紫苑選に投稿を始める
疲れたら洗濯物をとりこんで雲の上の歌声をわすれる
2023.1.30 毎日歌壇 加藤治郎選
2022.12.12 投稿
海、とおい海にうまれた月齢をたしかめているしんしん冷える
2023.2.14 毎日歌壇 加藤治郎選
2022.12.27 投稿
薄い色ばかりが好きで泣いていたひとを抱きしめられないゆめで
2023.4.3 毎日歌壇
投稿歌 まとめ② 2022年
大雪に遅れたバスを待っているつややかな珊瑚色のバスを
2022.1.9 東京歌壇 東直子選 一席
2021.12.5 投稿
(1月月間賞)
もうここで戻れないならそう告げて蜜柑の香りが翼に沁みる
2022.1.29 NHKラジオ文芸選評 加藤治郎選
テーマ「蜜柑」
国境を越せないからだ思うとき眼窩に昏い木蓮がある
2022.1.31 毎日歌壇 加藤治郎選
2021.12.6 投稿
片付けに白
投稿歌 まとめ① 2020年〜2021年
2020年
「空が見たい」と言い旅立ったあの子に青いビニールシート被せて
2020.12.20 東京歌壇 東直子選 二席
片栗粉に押し当てた白い卵のあと滑らかで入れない天国
2020.12.27 東京歌壇 東直子選
2021年
※2021.3.10 毎日歌壇・加藤治郎選に投稿を始める
※2021.6.22 東京歌壇・東直子選に一時やめていた投稿を再開する
シーツ引き皺伸ばしたら花の息ほ
蝶の寿命/나비의 수명
蝶の寿命
春の蝶が夏に死ぬように
わたしは季節をひとつ寝坊した
世の先生がたは早起きだが
今の生活に慣れるのに
将来を楽しみに待つことは
今からでも遅くはないだろう
나비의 수명
봄나비가 여름에 죽는 것처럼
나는 계절을 하나 늦잠 잤다.
세상의 선생님들은 일찍 일어나지만
지금 살기에 익숙하는 데
꿈을 기대되고 기다리는 거은
지금부터라도 늦지 않을것이다.