見出し画像

聴く力

今日は僕が17年間美容師の仕事をしてきて、
一番ためになったことを書いていきます

結論から言うと、僕が身につけることができた
「コミュニケーション力」の話

僕の体験談から段階的に話を進めていきます

僕は美容師になったばかりの頃、お客さまと話すことができなかった

ロクに接客業のバイトもしてこなかったし、
同年代ならまだしも、目上の人と話す話し方も、よくわからなかった

そりゃもう
怒られました笑
そもそも学生時代を適当に生きてきたツケだと思います笑

お客さまとコミュニケーションを成り立たせるために
まずやったことは

「お客さまの会話を広げること」

自分の話したいことも思いつかないし、
何を話していいかわからなかった
それなら、
お客さまに話してもらおう

いかにお客さまの話を引き出せる質問ができるか
とにかく頭を働かせていました

お客さまが自然と話を広げてくれて
自分が話したいことがなくても
楽しく会話が進むようになった

これが質問のスキルの基盤となったんのだろうと思います

話を広げるために
お客さまが興味のある内容を感じ取りながら
その内容にまつわる質問を投げかけていくと
お客さまは、楽しそうに話してくれる

楽しそうに話してくれるお客さまに自分も楽しそうな反応をするだけで
コミュニケーションは成り立っていました

自分のことを上手く話せなかったので合わせることしかできなかった
忙しい日は顔の筋肉が引きつるぐらい無理して笑っていた

もちろん、心から楽しく笑える時もあったし
そんな時間があったから続けられたとも思います

そんなコミュニケーションを数年間、毎日やってきたおかげで
「聞き上手」という能力が身についた

そこから自分の仕事もステップアップしていき
美容師としてお客さまをスタイリストとして担当するようになる

お客さまを担当する立場になり
お客さまが満足してもらえるようにどうすればいいのか
もちろん技術は常に磨き続けるように勉強はしていましたが
経験も浅く、すぐには上手くはならない

そうこう悩んでる時に
カウンセリング力を磨くというところに行き着き
「傾聴」という言葉に出会った

お客さまの気持ちに寄り添うコミュニケーション

ただ話を聞き出すだけではなく
その言葉に隠れた、その人の本当に伝えたいことを感じ取る

そのために、話す言葉だけではなく
表情や声のトーン、しぐさなど感情の表れるところに目を向ける

コミュニケーションの中でどれだけ内面を引き出すことができるか
そこにコミットして毎日、お客さまと向き合ってきた

10年以上前の話を思い出しながら書いていますが
いい体験だったと思います

今では、その人の価値観を感じ取るのがすごく楽しい
あれだけ人と話せなくて、話すことが苦痛だったのに
話を聞き出すのが楽しくで仕方ないです

ただいま話を聴かせてもらえる方を募集してます
↓↓↓


次回は店長になってからのコミュニケーションについて書いていきます


最後まで読んでいただきありがとうございます

目標は学校を作ること人を活かす学校を作りたいです。最近はいろんな人とコミュニケーションが取れる方法を考えています。何かこれから生きる人に残せるモノを作りたいと思っています。