少子化の未来(急)
コーチングにも個人的な事にも関係はないんですが、
私は前々から日本の未来、特に少子高齢化とそれに伴う諸問題(労働問題等々)に強い興味があります。
いつからかというと、小学校4.5年生の時からです。
その当時からすでに、社会の授業で日本は少子高齢化が進んでいるという内容を学んでいました。22年前とかですよ。
それを学んでいたときにふとガキんちょのボクは「少子高齢化ってつまり若者が減って高齢者が増えるんだよな。しかもその流れってどこかで改善されたりする見込みも無くどちらかというとむしろどんどん加速していくんだよな。劇的にやばくない?」って思ってたんです。
特にそれは政治家とか大人に対して やばくない? って思ってました。少子高齢化で騒ぐニュースとか授業はあったのに、それに対してこういう対策をしてますとかしますとかを一度として聞いたことがなかったし実際に20年近く経った2020年くらいにようやく「激やばで手遅れに近いから対策していくよ(今から)」って聞き始めたわけで。
みなさんも社会の授業かなんかで、発展途上国の釣り鐘の形(若い層が多くて老いるにつれて人口が下がる三角に近い横向きの棒グラフ)が、先進国になってしばらくするとつぼ型(少子化が起きて下の方が少ないのに老いても誰も死ななくなるからたくさん生まれた世代の部分が膨らんでつぼみたいな
形になるグラフ)になっていきます。みたいな解説を受けたことないですか?
その当時はそこまで思ってないですが、今となっては「なっていきます。じゃないよ、即刻国レベルで対策しないとまずいでしょw」って思いますよね。
もっと救えなかったなと感じることとしては、人口って様々な未来予測の中では比較的予測が容易な分野で、「この時の人口分布がこうなら何年後はこうなってる」があまり外れずに割り出せるものなんですよね。
そして、それは20年前の時点で確実に予想出来ることだったわけです。そして20年近くにわたり(自分が知るより前からわかるはずだからもっと長いかも)無策で走ってきたわけなので、もはやなんと言えばいいかも分からないのが本音です。
個人的な見立てとしては、今後日本が人口を保つことは「不可能」と断言していい段階だと言えると思っています。
それ自体がもはや悪いことと断罪する目的は今はなくて、単に分かってる未来に対して対策を打たない未来は存在しないからそこに向けていろいろ出来るっていう方向で話しています。
言いっぱなしも良くないので個人的に思う「不可能」とまで言い切れる根拠は3つ
・すでに今生きている10代20代が経済的に豊かになったりこどもを持ちたい、もしくはその前段階の結婚したい、異性と付き合いたいという意欲が統計的にも年々下がり続けているから。
・そもそもその10代20代30代の人口比率がすでにそれより上の世代よりも少ないから。
・老齢の世代70代80代90代の寿命はイレギュラーが起きない限り縮むことはないので働く人たちがその人達を支える負担は軽くなるタイミングが生涯訪れないから(超抜本的な政策取られない限り)
表面的なものだけ並べだらこんなもんでしょうか、それぞれをもっと深ぼることは出来ますがここでは割愛します。
こういう現実がある中で、今、強烈な人手不足がどこもかしこもの業界で起きているみたいですよね。
統計では、10年後の2035年には1日あたり17750000時間、働き手に換算すると3840000人分の労働力不足が予測されるらしいです。あえてたくさん0を書きました。
人口は約800万人程度減ってるみたいですね。10年で800万人ですから、1年あたり80万人(いま新しく生まれてきてる1年あたりの子供の数とほぼ同じ)、1日あたり2200人ずつ減るようです。
1年で80万人の人が減るというのはつまり、160万人のご老体が寿命を迎えて80万人の新生児が誕生するみたいな感じですね。そもそもの話、今の新世代が80万くらいに対して亡くなる年齢の人がほぼまるまる2倍いるって、この50年近くで極端に出生数が減ったことを如実に表してますよね。どの家庭も3人兄弟だったのがほぼどの家庭もひとりっこくらいのインパクトだと思います。
人口分布も15歳未満が9%の1100万人、65歳以上が3700万人予測になるようです。もともともう15歳未満人口が少ないので予想通りの減り方で、16~64歳は800万人減(人口減とほぼ同数)、65歳以上だけが10年後に100万人増(オゥ)だそうです。
地域別でみると、なんとなく抱いてたイメージ通りだったんですが東北地方の人手不足が特に深刻化するようです。
偏見ですが東北出身の若い人は大学進学や社会人になるタイミングで関東に流入してきて、そのまま定着して戻らない人も多いなというイメージも強いですし。
暗い話が続きましたが、人口という明確な数字絡みであることと10年後という近い未来である以上、予測が外れる可能性がかなり低いわけです。
けれども、こうなるって分かってるという部分が重要で、分かってるならただそこに即した動きをとるだけですよね。避けられないのだから!
目を背けるだけは違うのかなと。背けても向こうからひたすら近づいてきますからね。ぼくらが全速力で逃げてもウサインボルトが追いかけてきます。
絶対に逃げられないならウサインボルトと仲良くなる方法を実践する以外にないでしょう。
その方法も、表面的な事だけ書くとこのくらいが浮かんできます。
・縮小や廃止して構わない優先度が低いところから続々撤退(たぶんすでにはじまってる現象)
・人口が減ろうが需要が減らない、むしろ需要が高まる分野(ex.介護業界、ITやAI業界)への注力や投資
・人口減少に伴って起きる二次的な現象を予測してそこから生じる社会問題の解決にリソースを割く
・減る若者、よりシャカリキを求められる労働世代、安寧を保証されなくなった老年世代それぞれに対して出来るアプローチを考える。(新しいサービスの誕生)
もしくは「縮小を覚悟したビジネスモデル」や「縮小しても生き残れる工夫が凝らされた生産・消費構造の構築構想」
・海外からの手を借りる。日本という国、日本人であることの信頼は世界でもトップレベルな分野があるはずだから、その部分でペイしてもらえる救済?を提供してもらう。
暗いことばっかり先に取り上げて申し訳なかったんですが、僕の癖で、「明るい要素は暗いことと向き合い切ってからたくさん出てくる」という考えのもとなのです。愛してくださいこんな僕の事 : )
特に太字にした部分は意識して大事に流れに乗っていきたいなと思ってるところです。この世にはどんな時代にも著しく頭がよかったり行動力が並外れてる人が居るので、1000%ここに書いたようなことは誰かが実現化します。
未来のある、希望のある考え方としては「需要が高まる分野があって人手不足も強まるなら、まず手に職なんかなくても年齢が行ってても仕事すらなくて野垂れ死ぬ確率は0に等しい」が第1段階。
「縮小するのは天命だから覚悟しよう。覚悟だけすれば人は強い。日本人であるだけでも自分は恵まれている。」が第2段階。
「これから生まれる波に乗りさえすればいいのか。創業して生み出して軌道に乗せるなんて出来なくても、出来上がった波に乗ることくらいなら出来そうだな」が第3段階。ここまでなら大半の人でも持てるマインドだと思います。それだけでも十分ですよね。
私個人の取りたい今後の戦略は、「人的支援」に携わることです。
もともと薬剤師だったので元薬剤師として「相談に乗ること、健康に対してアドバイスすること」は得意です。
それを活かすだけでなく、私個人が今一番執着している「人生とキャリアを豊かにしたい」という部分も人に寄り添いたい気持ちが強いので、勉強中です。
残念ながら介護業界への興味やAI・IT・DXとかの興味も僕は持ち合わせていないし疎いから安心確定な分野でのこれらの仕事に前向きになれないのが本心です。
それよりも私は不確定要素の多い時代の今、「そもそもどう生きていくのがいい?」という漠然かつ強い不安に関わっていきたいのかもしれません。その気持ちが痛く分かるからです。
安定していてそれなりの収入もあり、居を移しても手に職があり再就職も難はない薬剤師という資格職を手に入れても自分は満足にいられなかったのです。これは自分がやっていたい事じゃあない。でも専門スキルすぎて他にどう移って活かしたらいいのか本当に分からない。薬剤師じゃなくなったら詰むのでは・・・・と苦しい思いを抱えていました。
なのである程度おのれが1年は仕事していなくても済む程度の貯金だけ携えて退職。次を決めずに辞める決断は周りの目も気になりました、「次決めずにやめるんですね」的なことはけっこう言われました。
それでもわたしにとって「やりつづけていたくない仕事だった」ことだけは強い確信があったので心に嘘をつき続けて自分で自分を苦しめるより覚悟を決めてブチ切ろうと思い退職。
無職になって向き合い続けているのはまさに「やりつづけていたくなかったのはなぜか」「であれば逆にやりたいことやその軸はどんなところにあるのか」を探究することでした。
まだその道半ばであり、11/25には有給期間も終わり完全退職が控えています。本物のプー太郎にレベルアップするので、焦りも1段階変わりそうです。そこをグッと堪えて「人生を変えるための人生の夏休みなんだから、変に焦ってやりたくない仕事にまた就くことだけは避けよう」と自分に語り続けるんです。貯金はまだギリある。敷かれてきたレールに乗ってきてそれを破壊してきて、あとは再生するだけなんだから。なかなか破壊も簡単な気持ちでできるものじゃないですから、それを乗り越えたあとの再生はもっと大事。
再び生き返るためには、己と吐き気がするくらい向き合う、過去とも向き合ってつらかったねと抱きしめる、昇華する。真に自分が求める価値観を発掘して、もとある才能を存分に発揮出来て、好きな分野業界で羽ばたく。その覚悟も持ち合わせてあとは仕事という実現手段を確定させる。
結局少子化をつらつら語るところから無理やり自分の自己理解の話に帰ってきました(笑)
僕が少子化に異常に興味を持つのは、怒りからきていて、「新しい世代が希望をもって暮らしていけるかはすでに大人である人たちが素地を整えてあげてるかどうかが大きいのになんでこんなことに・・・」という気持ちからです。それぞれの世代にそれぞれ特有の不安や特徴的な悩みはあったと思いますけど、私が解決してあげたい分野というのがまさにココで、
「ウ〇コみたいな教育システムで自主性も育てず、適応性や自信が育まれてないまま社会に放り出すような社会構造だったのが許せん」のです。実際にそうだったかは各自それぞれでしょうけど、主観で振り返るとそういう感想を強く持ってたんです。
でも32歳になって受けたリブーストという2日間の5万円のプログラムを受けただけで今までの人生の見方やこれからの人生の捉え方が なんだったんだ? というくらい激変しました。マジでなんだったんだ日本の教育って。って改めて過去の自分や若者を憂う気持ちだけは消えなかったのです。
だから私は「日本で育って当然のように植え付けられてきた(世に出て役に立たない)常識を取っ払ったり、せっかくいい才能に恵まれているのに暗い顔をして過ごしている人の意識の改革をしてあげたい」のです。
まさにそれがコーチングがやることと被っているから魅了されているんだと思います。
「大人たちへの怒り」エネルギーを、「若者たちの希望」パワーに昇華させたいのです。
同じ悩みに苦しむであろう人に対して。
それがわたしには出来ると、確信を持ち始めています。
あとは整えていくだけ。それをがんばっていきます。
殴り書きすぎて読みにくかったですが、愛してください😘
以上ですー