とかくこの世は世知辛い

この頃「世知辛い」って使わなくなったかな。

そもそも「暮らしにくい」「世渡りがしにくい」というのは「計算高い人（世知辛い人）が多い」と暮らしにくいってところから来てるらしいことを知った。

世知辛い（せちがらい） - 語源由来辞典

そんな由来も良く分かるけれども、「イジメ」や「村八分」とか、さらには幼児を含めた児童虐待や「嫌がらせ」を見るにつけ嫌になる。
リアルな暴力はもちろんだけど、言葉の暴力や無言の暴力もこれに含まれる。
われ関せずな無関心を装う輩ももちろんだけど、いわゆるボスキャラに迎合したり、率先して加わるような集団やグループも処置に困る。
何もヒーローの如く、ボスや悪事を蹴散らさないといけないとは思ってないけれど、せめて消えてくれればタイマンもはれるのにと思う。

こんなことが横行する世間は本当に暮らしにくいと感じてしまう。
悪意の充満する世界が「幸せ」をもたらしたりするわけがない。

と言うのは、この一見中立のように振舞う「見えない敵」は、ボスに比して何も悪いことしていませんよって言う体だが一番たちが悪い。

オイラは、「よく道を聞かれる」のと同じ意味で、世に言う「カツアゲ」や「脅迫的な脅しまがい」にもよく遭遇した。
それらは大概、一人に対して複数で脅したり絡んだりする。
数の圧力を持って攻めてくるからだ。（群集心理とか）
1対1なら、対抗の方法も何とかなっても複数のそれも「見えない敵」になってしまうと残念ながら打つ手も限られてしまうし、精神的な苦痛はとんでもなく厳しい。

最近はSNSやネットなどで、炎上や荒らしなどの実害もよくあるとは思うけれども、匿名で姿を現さない大多数の脅威は想像を絶すると思う。もちろん隠れて悪さをするのもこれの範疇だと思う。（誹謗中傷やデマとかも）

そもそもはボスキャラが事の主犯だとは思うが、こんな無言の周囲の「善意の第三者」的な輩こそ実行犯だといっても良いのではないかと思う今日この頃だ。ケロ。

◇◇◇

本筋とスコッチずれるかもしれないけれど、ツイッターで流れていた呟きを追加しておきます。

だまされたとさえいえば、
一切の責任から解放され、
無条件で正義派になれるように勘ちがいしている人は、
もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。       
だまされたとさえいえば、
一切の責任から解放され、
無条件で正義派になれるように勘ちがいしている人は、
もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。

『戦争責任者の問題』
　 伊丹万作

昭和二十一年八月、『映画春秋』の創刊号に記載された記事。

読み進めるうちに、
「戦争」の部分を「原発事故」と置き換えて読んでいる自分に気づいた。https://t.co/IzUpG7Z7Uu

— yumi　ゆみ (@ygjumi) March 12, 2018

青空文庫にも収録されているそうなので興味のある方はどうぞ（全文）。