”副将”ってどんなポジション?
「副将」や「副キャプテン」、もしくは「副社長」もかもしれません。
これらの「副」と名のつく立場の人って、何が求められるんでしょうか?
僕は大学の部活動で主将を務めたのですが、副将というポジションを誰にしようかと悩んだとき、まさにこの問いと向き合いました。
役職がついているから何となく「偉い人」として認識されるかもしれませんが、一歩間違うと立場があやふやになってしまいかねないポジションでもあると僕は考えてます。
もちろん、副将の役割や副将に求められるものはチームや組織によって様々だと思います。
今回は、僕が主将という立場から考えていた、副将の役割について「僕の視点」で振り返りたいと思います。
副将はサブキャラではない
「副将」と聞くと「主将のサブキャラ」みたいな認識を持たれるかもしれません(言葉が悪くてすみません)。
実際、僕は部活で最上級生になるまでは、そんな風に副将を捉えてしまっていました。
でも、最上級生となり、主将を務めることになった際、その捉え方は間違っていたことに気づきました。
最上級生となり副将を決めるとき、僕が意識したことは
主将にないものを持っている人
でした。
つまり、
主将にできないことをできる人を副将に選んだ
ということです。
僕の場合、
・与えられたルールを真面目に100%愚直に守ること
・小さな努力を毎日少しずつ積み上げること
・モチベーションの波の大小が大きい
ということに若干の苦手意識を持っていました。
そこで、上記に記した3つの点において誰が秀でているかを考えてみました。
その時思い浮かんだのがAさんでした
(Aというアルファベットは頭文字とかではなく、ただのアルファベット順です)。
主将と副将は二人三脚の関係性
つまり、
主将にないものを副将が持っていて、副将にないものを主将が持っているという関係性
こそが、僕が求めた副将像でした。
しかし、これだけ聞くと「別に副将というポジションにわざわざ据えなくてもいいんじゃない?」と思われるかもしれません。
でも、僕は副将というポジションだからこそ持っているものがあると思いました。
それが、影響力です。
Aさんは愚直に、毎日少しずつ、努力を見せることができる人物でした。
モチベーションの波が大きくなく、小さな努力をコツコツと積み上げられる人物でした。
そのため、そんなAさんを副将にすることによって
他のメンバーが
「副将であるAさんがあそこまでやっているのだから、俺も頑張らなくちゃ」
とAさんから影響を受けることで、チーム内に良い環境が生まれると考えました。
僕もAさんから影響を受けた一人でもあります。
もちろん、副将という肩書きがなくても十分に影響を与えることができると思います。
しかし、副将という立場であることで皆から一目置かれる存在となるため、影響の与えやすさにおいて副将というポジションは必要だったんです。
このように、主将と副将はお互いがお互いの弱みや苦手を補い合い、お互いに切磋琢磨しあっていけるような関係性が必要だと思います。
主将と副将がそうした関係性が出来上がると、自然とチーム内にもお互いに補い合う雰囲気というものが醸成されていくようになります。
副将は主将よりも大変。だからこそ愚直さと責任感が求められる
以上、副将について僕の視点から、僕なりに考えをまとめてみました。
もう一度繰り返しますが、副将像は組織やチームによって様々です。
ですので、一意見として参考にしていただければと思います。
副将は難しいポジションだと思います。
主将でもなければ、役職のないメンバーでもない。
だからたくさん葛藤があるかと思います。
でも、だからこそ
副将に求められるのは、愚直に行動を継続することや
困難なことに直面しても、責任感を持ってなんとかやり遂げようとすること
であると思います。
ぜひ、これからのチームビルディングに参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!