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梅田スカイビル、あるいは未知を積む話

読んでいない本を積んでしまうのは、もしかしたら、身近に「未知」を置いておきたいからでは、と気づいたので聞いてください。決して衝動買いによる無計画なアレのソレで梅田スカイビルみたいになっているわけではなかったんですよ。たぶん。知らんけど。

緊急事態宣言が一旦は解除され、大阪においても店が営業を再開し、何が嬉しいかといえば本屋が開いている。最高。見渡す限り本。しかも、その多くが読んだことのない本。これだ。最高オブ最高。この景色に課金したい。調子に乗って色々買った。またスカイビルが増築されてしまう。

一応説明すると、大阪にある梅田スカイビルは、ツインタワーで最上部だけが繋がった構造になっております。なんか、ツインタワー作ってから、真ん中だけリフトでぐぐーっと持ち上げたとかいうのを前にTVでやっていました。

要するに、本を積んでいったら崩れそうな高さになったので、もう1棟積み始め、やがて(超絶雑な人間なので)そのツインタワーの上に無造作に本を積んでいるという、そういう状態です。梅田スカイビルに謝れ。

6月から出社することになると思い、今日はいい加減野生にかえりつつある頭髪をどうにかしに梅田に出たので、ここぞとばかりに紀伊國屋書店梅田本店に寄ってきました。平常時、仕事帰りに立ち寄っては、読んだことのない本の表紙や、帯や、ポップをひととおり眺めるのが日課でした。それがないだけでも随分何か足りない感はあったんだよな...でも足りないものって案外気づかないのな...。

家の本棚と書店の本棚の違いはきっと、未知をどれだけ含んでいるかということではないかと思ったりして、なるほど、私は自分が知らない世界が手の届くところにあってほしいんだな...などということを考えていました。

ちなみに6月も基本的に在宅勤務という連絡があり、正直そっちについては、いっそずっと基本は在宅勤務をさせてほしいのだけれど。



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