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自分を見つめ直す 探究学習塾ナミカゼ_スペシャル回

日付(所要時間):2023年9月10日(計180分)
場所:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ
学年(人数):1〜3学年有志(計7名)
概要:探究学習塾ナミカゼ2023 スペシャル回
コーディネーター:成宮・渡邊・三浦・永峰・加藤

探究学習塾ナミカゼ スペシャル回を実施しました。今回はスペシャルゲストとして徳永有美さんにお越しいただきました!
徳永有美さんは、ナミカゼ設立当初から高校生一人一人のプロジェクトをサポートしてくれています。この日も、有美さんを囲んで高校生のプロジェクトについて相談会を行いました。

正しい答えのない問いの答え

今回は30分毎に時間を区切り、5人の高校生がプロジェクトについて相談し、有美さんにフィードバックをもらいました。
はじめに相談したのは、「人にも環境にも優しいまちおこし」を掲げている高校2年生。これまでに、ソーラー発電が可能なポータブル電源を用いて地域の夏祭りとコラボし、ライトアップイベントを開催しました。今後どのようなアクションをとればいいか、模索している中での相談です。

「なぜポータブル電源に着目したの?」
「イベント当日の周りの人の反応はどうだった?」
聞いている全員が自由に質問を投げかけます。改めてこれまでの背景やアクションを振り返りながら、この先を考えていきました。

「これから何を伝えたい?何を広げていきたい?」
有美さんからも問いを投げてもらいました。高校生もすぐには答えられません。イベントをやった先に伝えたいこと、広げていきたいものとは、一体何なのでしょう。それは、社会に向けたメッセージになのかもしれません。
限られた時間の中で悩みながらも、「今は自分の地域でイベントを考えているけど、気仙沼全体で環境に配慮したまちおこしをしたいです。」と答えてくれました。
答えがない問いだからこそ、じっくり考え、自分なりの言葉を紡いで行きます。有美さんも一人一人、丁寧に向き合ってくれました。

本気で向き合う・考える

また、問いだけでなく、有美さんから高校生に心強い助言もいただきました。

  • 思ったことはメモに書き留めてみよう!自分発の問いを言語化して考える作業は、とても大切なことだよ。

  • 大人に話を聞きに行くことはとても怖いけど、◯◯ちゃんなら大丈夫!恐れずに勇気を出してみて!

やりたい気持ちは強い一方、うまくまとまらなかったり、一歩を踏み出すことに不安を感じたり、様々な相談がありました。ですが、自分が心からやりたいと取り組んでいるプロジェクトだからこそ、在りたい姿に向かって全員が本気で考え抜こうとする意志を感じました。

今回は相談した高校生・話を聞いていた高校生それぞれが、たくさんメモをとっている姿が印象的でした。これからアクションを重ね、12月には地域での発表の場、「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARDも開催されます。

まだまだ探究は始まったばかりです。これからどんなチャレンジが生まれるでしょうか。高校生と共に考え、背中を押してくれた徳永有美さん、本当にありがとうございました!

(文・気仙沼学びの産官学コンソーシアム 三浦 亜美)

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