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その問い、いいね!_探究学習塾ナミカゼ#4

日付(所要時間):2024年7月11日(計90分)
場所:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ
学年(人数):1〜3学年有志(計15名)
概要:探究学習塾ナミカゼ2024 第4回目
コーディネーター:加藤・成宮・渡邊・三浦・永峰

第4回のナミカゼのテーマは「探究テーマを磨こう」!

5月からスタートしたナミカゼも2ヶ月が経ち、ナミカゼ生一人一人の探究テーマが見えてきました。一方で、ナミカゼ生同士で探究テーマを共有する時間はなく、周りの子がどんな探究をしているか分からない状況でした。
そこで今回は、ナミカゼ生から自分の探究テーマについて「問い」や「コメント」をもらい、さらにテーマを磨いていく時間をとりました!

イントロ。コーディネーターから「ナミカゼで大切にしたいこと」をシェア。

まずはナミカゼシートというオリジナルのシートに記入していきます。
・私が取り組みたい”探究テーマ”や”問い”
・目指したい理想の状態(社会)は?
・どんな実践ができそうですか?

書けない人もいるかな?と思いましたが、案外みんなスラスラと書いていきます。

続いて、記入したナミカゼシートをテーブルの上に置き、各テーブルをぐるぐるまわり、問いやコメントを書き出してシートの周りに貼り付けていくという作業を行いました。
赤・黄色・青の意味の異なる3色の付箋を持って、自由にコメントを出し合います。

問いにも種類がある

付箋に記入する前に、コーディネーターから「テーマを深ぼる問いのヒント」を伝えました。

■YES/NOで答えられる質問「クローズド・クエスチョン」
 例)東京出身ですか? 兄弟はいますか?
■想定範囲内の答えで答えられる質問「リミテッド・クエスチョン」
 例)出身はどこですか? どのような家族構成ですか?
■自由に回答できる質問「オープン・クエスチョン」
 例)何をしている時が一番幸せですか? 座右の銘を自分で作るとしたら?
■さらに深堀する質問「リピート・クエスチョン」
 例)好きな場所はどこですか?→それはなぜですか?

宮澤正憲『東大教養学部が教える考える力の鍛え方』より

色んな視点の問いがあることを学んだ後は、ナミカゼ生が問いを出す番です。席を立って、じっくり・たっぷりテーマを眺め、たくさん付箋に問いを書いていました。

15個のテーマが各テーブルに並びました。

「おもしろ〜い!」「こんなテーマだったんだ!」「問い出すの、むず!」
ぐるぐるまわっている時間も、色んな声が聞こえてきました。
ナミカゼシートの周りの余白が埋まるほど、たくさんの付箋が埋め尽くしました。
自分のシートに貼られた付箋を見て、みんな嬉しそうにしている様子が印象的でした。

今回のナミカゼ生たちのチェックアウトをご紹介します(一部)

  • 様々な人の考えを踏襲して考えを深めたり、社会を変える一歩を踏み出したい! 夏休み中とか何かアクションできたらなぁと思います!!

  • 自分が具体的に何をしたいのかっていうのとかがよく分かってなかったので、たくさんの意見をもらって参考になったし周りの人がどんなことを探究しているのかをしれてよかったです!

  • 曖昧な問いだったけどみんなのアドバイスや問いでもっと深めることができそうだし、 明確な問いを作ることに近づけそうだなと感じた。 自分の問いは先輩や去年の発表からちょっとアイディアを借りて考えたので、 その人から話を聞けたらいいなと思った。

仲間の問いやコメントを受けて、さらに自分の探究テーマが磨かれたという声が多く上がりました。また、周りの刺激を受け、実践に向けてもっと探究を進めていきたい!とモチベーションも上がったようです。
ナミカゼ生の皆さん、今回もお疲れ様でした!


(文・気仙沼学びの産官学コンソーシアム 三浦亜美)

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