今から活かせる「ブランディング」
ブランディングって何ですか?と聞くと、「認知すること」「知ってもらうこと」と回答をもらうことが多くあります。
イメージは似ていても、本質が異なるように感じたので、改めて「ブランディング」についておさらいし、今後必要になる手法をまとめます。
■ブランディングとは
ブランディングを一言で表すと「価値をつくり、人に伝えていくこと」と言われています。
そのため、ブランディングは「良く見せる」や「高級品を扱う」ことではありません。
ブランディングには「自分らしさ」が大事となります。
ただ、自分らしさだけ持っていても、お客様の気持ちをつかまなければビジネスとして成り立ちません。
つまり、「自分らしさ」と「お客様の気持ち」が重なるところを見つける必要があります。
■ブランディングにおいて大切なこと ①機能的価値と情緒的価値
機能的価値と情緒的価値とは何でしょう?
機能的価値とは、商品が果たす機能面での価値のことです。
例えば、ボールペンであれば「文字が書ける」という機能があり、そのペンの発色の良さやインクの持ちが機能的価値となります。
情緒的価値とは、利用するときに気分を良くしてくれる感情的な価値のことです。
例えば、デザインが好みだったり、愛着のあるメーカーだったりが当てはまります。具体例をあげると、iPhoneやMacを使っている方、多いですよね。
これはiPhoneのデザインが好きだったり、アップル社が好きでアップル社製品を選ぶなどが当てはまります。
近年では、商品やサービスが多く世に出回っている中で、商品への愛着など情緒的価値で売り出していくことが重要になってきていると言われています。
■ブランディングにおいて大切なこと ②具体的なブランディングの作り方
1.価値観と得意なことが重なるところでやる
価値観と得意なことが重なる部分が「自分らしさ」になると考えることができます。
価値観にそった仕事は、充実感があります。
得意な仕事は、努力が苦にならないことが多くあります。
つまり、情熱を注ぎやすく、成果に繋がりやすいと言われています。
2.ペルソナを設定する
情熱を注げる仕事ができても、買ってくれるお客様がいなければビジネスが成り立ちません。
そこで、お客様の事を良く知る必要があります。
そこで、まずはペルソナを設定します。
ペルソナは「理想のお客様」です。
年齢、性別、家族構成、趣味、価値観など細かく設定していきます。
ペルソナを設定した後は、ペルソナの「不安」「悩み」「願望」を書きだします。その不安や悩みの根本的な原因と、自分らしさが重なるところがビジネスを展開すると良いと言われています。
■ブランディングにおいて大切なこと ③Web活用
コロナ禍でより一層重要度があがった、ブランディングのWeb活用です。
このWeb活用にもメリット・デメリットがあります。
メリットは、多くの人や遠くの人に届けることができます。
デメリットは、対面やリアルよりも伝わりにくいことです。
Webでは伝わりにくいからこそ重要になるのが「キービジュアル」です。
キービジュアルとは、ホームページやYoutubeチャンネル、SNSなどのトップバナーとして使われている画像です。
魅力を一瞬で伝えることができるキービジュアルが重要となります。
■まとめ
以上、今後のブランディングをどうしたらいいか、をまとめました。
あくまで一例となりますが、ブランディングは「ただ認知させればよいというものではない」という認識は持っておくようにしましょう。