カンブリア宮殿から学ぶ、人を惹き付ける情報発信の5要素
昨日書いたnoteで高い成果を出せる人は「要素分解」出来るというおはなしをしました。
自分で書いていて恐縮なのですが、僕も自分のシゴトに関する物事を要素分解して説明していないものがあるな〜と気づきました。
僕は情報発信をシゴトにしていて、自分でも毎日noteを書いていて…とやっているので、「発信」において重要な要素を分解して解説してみたいと思います。
noteを書いているビジネスパーソンが非常に多いことからもわかるように、「人を惹きつける」ことは現代のシゴトにおいて必要不可欠です。
よくお客さんからファンになってもらう…みたいな話がなされますが…僕が最近思うに「ファン」になってもらうというより、「信頼とリスペクトを得る」という方が近いのではないかと思っています。
その状態になれば、お客さんも自然とあつまり、一緒に働きたいという仲間も増えていくでしょう。
今回はそんな信頼とリスペクトを得るための必要な要素を分析してみたいと思います。
マイ・カンブリア宮殿を作るイメージで発信しよう
結論を述べると、人を惹きつけるコンテンツを一番体系的に作っているのは「プロフェッショナル」とか「カンブリア宮殿」といった番組だと思います。
全く知らない商品やサービスだったとしても、小一時間見たあとには「あれ欲しいな」「すげーな」「行ってみたいな」となっている。
基本的に僕たちがやるべき情報発信の形というのは、それらのコンテンツと同じ事を自分のメディアで表現するのが正攻法だと思います。
では人をひきつけてやまないそれらのコンテンツにはどのような要素があるのでしょうか。
1:プロダクトやサービスの素晴らしさを伝えるコンテンツ
まずやるべきなのは1つ目はこれです。カンブリア宮殿でもプロフェッショナルでも情熱大陸でも…まずは「What is this」から入るしかありません。
「こんな場所に、こんなすげーことをやっている、こんな男がいた…」みたいな導入からスタートします。
なのでまず僕たちも「私はこんな所でこんな事を提供していて、こんな人達に喜んでもらっている」という情報を書く必要があります。
これもなく情報発信をするのは「自己紹介なしで喋っているようなもの」でしょう。
2:ビジョンとその理由を伝えるコンテンツ
次に必要なのは「なぜそれをやっているのか」です。
ドキュメンタリーの中でも「こんな思いでやっています」「こんな人を救うためにやっています」といった「WHY」を説明する部分が必ず存在する。
なんでやっているか、なんのためにやっているか。人間はそのギモンを持たずにはいられないのだと思います。
番組なら取材の中で引き出してもらえるかもしれませんが、自分で情報発信をする時は、自らそれを説明するコンテンツを作る必要があるでしょう。
何のために生まれて、何をして喜ぶ。わからないまま終わるのは嫌なんですね。
3:宇陽曲折のストーリーを伝えるコンテンツ
人気のドキュメンタリーには必ず「そんな〇〇も、こんな苦難の時代が会ったのだ…」的なシーンがあります。
なんならこの部分はかなり長めの尺でガッツリ作り込まれているはずです。
順風満帆ストーリーほどつまらないものはありません。なぜならそんな人間はほとんどいないから。
人間は社会的な生き物なので「共感、共鳴」といったシンクロすることで、人との絆を作ろうとします。
なので共感出来る部分があるかないかで、付き合いたいかどうかを無意識に判断している部分があると思います。
これはテレビだけでなく、noteで伸びているコンテンツ、SNSでバズっているコンテンツにもよく見られる現象なので、おそらく間違いないでしょう。
4:今の挑戦を伝えるコンテンツ
浮き沈みを経て、今は穏やかな日々を暮らしています…では物語になりません。
今なお現役で挑戦している人にこそ、人は惹きつけられる。だからどんな企業も挑戦しているし、それを発信しています。
情熱大陸でもカンブリア宮殿でも、浮き沈みを越えて、「今さらに新たな挑戦をしている!」的なシーンが後半に出てきます。
ここでも大切になるのはビジョンであり「どこを目指して進んでいるのか」という夢に人が惹きつけられます。
なので「今こんな事を目指して頑張っている」というコンテンツもしっかりと発信していくことで、思いに共感してもらうことに繋がります。
5:拡散のための日々のコンテンツ
ドキュメンタリー番組と、私達の行う情報発信で違う所はここです。
カンブリア宮殿ならすでにファンが沢山いるし、地上波という圧倒的な拡散力によって、1〜4のコンテンツを勝手に見てもらうことが出来ます。
ですが僕たちのコンテンツというのは、放置していても誰も見に来てはくれません。
なので自ら宣伝を行う必要がある。宣伝といっても無名の僕が「ワシのドキュメンタリーが出来たよ〜!みませんか〜!」といっても誰も興味ない。
なのでまずは「ギブ」する必要があります。人が見てくれるきっかけを作るにはギブしか無いのです。
結局はスーパーで卵を1円で売っているのと同じ。魚釣りでまき餌を投げるのと同じ。
釣りに例えているわけではなくて、たぶん生き物は「ギブ」することから始めなければ、何かを得ることは出来ないのだと思います。
だから日々の発信では「みんなにギブ」するコンテンツを多めに発信し、そのコンテンツをきっかけに1〜4を見てもらう…みたいなやり方になります。
ここでご紹介した、1〜5のコンテンツをバランス良く発信していくことで、少しづつ信頼とリスペクトを勝ち取り、ファンが増えていく…本当のブランディングが出来ていくのではないかと思います。
良ければ参考にしてみてください!ではまた明日!