アニス (セリ科)
アニス (セリ科)
【効き目】
消化機能促進、去痰、駆風、食欲不振など
アニスシードの名前でスパイスとして活用されます。独特の甘い香りは、フェンネルと同じアネトールという精油成分に由来します。清涼感があり、歯磨きなどのオーラルケアにも利用されてきました。胃腸の働きを良くすると考えられており、食後のデザートに取り入れるのもおすすめです。エッセンショルオイルは刺激が強いので利用には注意が必要です。アニスとは、地中海東部沿岸原産のセリ科に属する一年草で、古くからハーブの一種として親しまれています。また、リキュールの素材としても知られています。学名を「Anisum pimpinella(アニスム ピムピネルラ)」といい、ラテン語で「2つの羽状」を意味する「dipinella」に由来しています。葉の上部と下部とで形が違い、上部が切れ込んで羽のように3つに分かれているため、このような名前がついたといわれています。また、和名を茴芹(ういきょう)といいます。アニスは夏になると小さな白い花を咲かせ、草丈は60cm程にまで成長し、葉は鮮やかな緑色をしています。半耐寒性の特徴を持ち、肥沃な砂質でPH6.0~7.5の土壌を好みます。アニスはアブラムシやアオムシを寄せ付けず、またハチを誘って受粉を助けるなど他の植物を一緒に植える利用もできます。アニスの香りはスパイシーで、また味覚としては少し刺激のある甘さを持っています。香り成分は熱に強く、焼き菓子やスープの香りづけにも使われます。
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参考文献一覧
すすきちえこ、はじめてのハーブ手帖、メディアパル、
2020、p90
わかさの秘密
https://himitsu.wakasa.jp/contents/anise/