中学受験・一番大切なこと
昨日で2週間目。なぜか昨日が忙しかったという言い訳はさておき、緊急事態宣言が延長という中でも希望を失って欲しくないなと思います。
さて今回は、サムネイルでわかる通りの「算数」について、社会の担当講師が書いていこうと思います。少しばかりお付き合いください(笑)
算数の基礎問題の出来が最重要!
中学受験において算数の基礎問題が重要だというのには2つの理由があります。
1つは配点の関係から、もう一つは差がつくから。
中学受験の一般的な配点は、
国語と算数が各50分で各100点満点。
そして、理科と社会は各30分で50点満点。
社会の講師がどれだけ頑張っても満点が取れるわけでもなく、点数も算数の半分程度。
これに比べた国語と算数。
国語は保護者さんならご存知でしょう。
「相性」があります。
その上で注意すべきは、成長スピードのこと。
ピンとこない方もいると思うので補足すると、
大人で日本語が読めない方はいないのです。
けれど、学生時代に国語で得点があまり出来ていない経験がありませんか?
日本語の習得が急激に伸びている時期が知らず知らずのうちにあったということなんです。
つまり残念ながら、「運」と「成長」の要素が強い教科が国語だと言えます。読解力の個人差は置いても、実力の要素が捉えにくい側面を理解しておかなければなりません。
小学生に話す内容とスピードが会社で話す口調ですか、違いますよね。そうお伝えしたいのです。
だからこその「算数」。各5点の「算数」。
すぐに身につきません。これは周知の事実です。あした目覚めたら算数ができてる!!なんて夢はないわけです。
基礎から応用にかけてじっくり時間をかけて、理解と得点力を付けていく教科です。何度も言いますが、社会の講師がここまで断言できるのです。
今すぐ模試の帳票を開いてください。
大問1と大問2で約60点です。満点ならそれだけで偏差値50です!
では息子さん、娘さん。簡単な計算問題や1行で書かれた単発の計算問題の60点で何点取れていますか?
おそらく20点がいいとこだったりしていませんか。
基礎の問題でどれだけつまづいているか、ご理解頂けたことと思います。
逆を返せば、多くの生徒がその基礎すら完璧に出来ずに受験しているから、算数の合格点も60点なのです。
まずは応用ではなく、基礎から。単純な計算問題の繰り返しを徹底的にしてみてはどうでしょうか。
そして、単純な計算問題なら!
保護者さんが家庭で少し時間をかけて、勉強を見てあげることは出来ないでしょうか。
現在の大変な時期に着実に力をつけているのはそういった家庭のお子さんです。
難しい問題の解説や、困った悩みの解決は塾に任せて子どもの自律的な学習を見るのは「親」であることをどうか知ってもらえたらと思います。
算数と親。
この2つの事項が合格の最低条件です。大変な時期ですが、少しでも来年の2月に向けた準備を進めてほしいと思います。
今週は以上とします。ここまで読んでいただきありがとうございました。近いうちに、DMが受け付けられるような態勢を取っていきたいです〜
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