(ゲーム)鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ) 『優しさが溢れるこのゲームは、ゼノブレイド3とはまた違った視点で、生と死を語る物語になっていると思う』

件について、語る。

 このゲームの主人公は、生と死の両方の世界を行き来出来る特殊能力がある人物。

 別れがつらくて、彼女や妻の元に行きたくて自分を殺害してくれと頼む村人。はたまた、現世に残された人は、亡くなった人との関係を前向きに捉え、今の現世を力強く生きることを決意する人。

 ゲーム内には実に様々な考えを持つ人達が登場する。

 輪廻転生の理を保つために、この世とあの世を行き来しながら、現世に残った人、そしてあの世に行った人、それぞれの想いを抱えながら、主人公やその仲間達は苦悩しながら決断を下してゆく。

 もう、主人公らが決断するたびに、心が締め付けられるわけよ(´;ω;`) でも、こなの感覚は、あの傑作『ゼノブレイド3』をプレイした時とはまた違う感覚である。

 ゼノブレイド3は、現世からのみの視点であったが、このゲームはあの世からの視点も描かれている。

 ゼノブレイド3は、画面語見えなくなるほど涙を流しながらプレイしたが、このゲームは感覚が少し違う。哀しいのと、そして同時に『考えさせられる』のだ。

 生死感はまま有れど、輪廻転生にここまで迫る作品は他にはないのでは?と思う。


 主人公は、『優しさ』を持って、目の前にいる『生きている人間、魂となり亡くなった人間』に同時に決断を迫っているようにも思えてきた。

 物語が進むにつれて、徐々に主人公の心境も変化していき、いつもそばにいる〇〇に対して心を開くようになってきたと感じるのは自分だけだろうか?


 この作品を作った、シナリオを考えたスクエア・エニックスの社員は、どのような生死感でこな作品を作り上げたのだろうかと、今一度考えてみたい。



 素晴らしい作品に、生きているうちに出会えて、本当に良かったと思う。

 まだまだこの作品に触れる時間はあるので、最後まで楽しみたいね。

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