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星新一さんに関する『驚き』
昨日書いた記事が、我ながら「ちょっと星新一さんみたいだな」と思ったところからの連想です。
もちろん、クオリティー的には比べるべくもありませんが、終わり方が軽くブラックなところとか。
昨日の記事はこちらです ▼▼▼
さて、わたし自身が星新一さんの本をよく読んだのは中学生の時でした。
とはいえ、その発想や文体はもちろん中学生レベルなどではなく、星新一さんは日本SF界の重鎮にして『ショートショートの神様』との異名を持ちます。
何より、森鴎外の親戚というところからして驚き 😊
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さらに言えば、お父さんの星一さんは星製薬の創業者であり、星さんご自身もその会社の社長を務めたことがあります。
つまり、『東証一部上場企業(当時)の社長経験者』という経歴もお持ちなのです。
そして、ご本人のことではありませんが、星製薬は日本の小説界/出版界に対して大きな足跡を残しています。
というのは、そこで働いていた森澤信夫さんと石井茂吉さんのお二人が開発した『写植』こそ、20世紀中葉の印刷産業を一変させた技術だったからです。
その後、森澤さんはコンピューター・フォントの老舗とも言える『モリサワ』を創業。
お二人は衣を分かつことになりますが、星新一さんは写植の源流にも関わっていたわけです。
写植に関しては、いろんな情報がネット上にありますが、石井さんの社研と森澤さんのモリサワそれぞれの記事を貼っておきますね。
最後に、星新一さんに関するWikipediaのリンクも。
『評価』のところにある
「ひょうひょうとした性格」と思われていた星の人間的な苦悩や「子供向け作家」と扱われていることへの不満、家族との確執、筒井など後輩作家への嫉妬などが赤裸々に描かれ、従来の「星新一」像を覆す内容で衝撃を与えた。
という一文にも、あらためて驚かされました。
とにもかくにも、驚きの人です 😊