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少しだけ政治のお話

と言っても、特別な主張ではありません。

先日、池辰彦さんにご推薦いただいた成田悠輔さんの『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』を読み終わったので、その感想です。


成田さんの著作は初めて読みましたが、独特の文体(というか、文章の流れ)でした。
簡単に言えば「頭がいい」という印象ですが、相手の疑問を先取りして解説しておこうとする傾向は「論文的だな」と。
良い悪いではなく、一般書ではあまり見かけない文章の構造でした 😊

内容に関して言えば、論点は『選挙というシステムの機能不全』
いろんな問題に対する考え方を、選挙という仕組みの中で『一人の候補者』にパッケージングするのは「もはや無理だよね」と。
ご指摘通りだと思います。

そこから、これまた論文的に可能性の消去法で話は進みますが、最終的には人間の要望を個別に統計・処理する『無意識民主主義』というシステムが提案されます。
なかなか野心的な見取図ですが、個人的にはこれまた大賛成です。


成田さん自身はそうした表現はされていませんが、これだけ多様性に満ちた世界になってきている以上、「AIを上手に活用していきましょう」という考え方とも言えます。
『機械に人間が支配される』といった20世紀的なSF観ではなく、ものすごくシンプルに『適材適所』でいいんですよね。
今ではそろばんではなく、誰もが電卓を使っているわけですから 😊

AIは敵やライバルではなく、ツールであり、パートナーです。




『トラスト・プロジェクト』は、画像生成AIを使って未来のヴィジョンを描き出し、共有する企画です。
明るく、幸せな未来を思い描くことで、その景色を引き寄せます。
概要解説のnote記事はこちらです ▼▼▼

早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊


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