02/見ずに信じるか? 見るから信じるか?
<2,886文字>
【記事のポイント】『この目でみないと信じない』という表現がありますが、そういう人に限って盲点が大きかったりしますよね 😊 見ることに重きを置くようになったのは、ここ500年くらいの風習です。
第1章/2. 観念と視覚
ヨーロッパには、記憶を空間的な比喩で整理する、記憶術という伝統がありました。
魔術の一種と言ってもいいかも知れません。
美術館や図書館を自分の頭の中に作りあげ、特定の場所に特定の記憶をしまっておく技術でした。
自分なりのインデックスをつけて、記憶を空間的に整理していくわけです。
わたしの場合は、それほど系統だったものではありませんが、記憶が空間と結びつくちょっと変わった感覚がありました。
ことはテレビ番組。
幼少の頃、父親の仕事の関係で引っ越すことが多かったわたしには、あるテレビ番組を「いつ見たか」だけでなく「どこで見たか」という記憶があったのです。
ここから先は
2,459字
現在の日本の文化がいかにしてつくられたかを、ルネサンス以来の大きな流れの中でひもときます。
文化史的セルフイメージ・アップ
10,000円
マインドブロックをつくり出しているのは、自分自身です。それが腑に落ちると、すべては一気に好転し始めます。ただし、つくり出す過程は『自分一人…
noteを始めて誰もが悩む『スキやフフォローの考え方』から、『noteの有料販売のコツ』まで幅広くお伝えしていきます。.
noteを使って極楽にいたる/理想の未来への抜け道マップ
3,500円
noteを使って理想の生活をつくるまでの道のりを、実体験として解説するマガジンです。わたしにとっての理想の生活とは、収益の自動化によって時…
1975年には、時間意識の大きな断層があります。
そのことをテレビマンガをテーマにひもときます。
モダンの5つの仮面/日本人が歩いてきた道
3,000円
日本人の意識が、なぜ1970年代に大きく変わったのか? それは、ビデオの登場によって映像の視聴体験がまったく別の形になったからです。 ビデ…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?