会社員女子達へ 給料が上がる方法教えます
私が顧問や取締役を勤める会社の女子達から、よく受ける相談(陳情も含む)は、「いつになったら給料が上がるの?」ということ。
日本中、世界中の会社では、独自の査定基準を設けて、年に数回、面談やチェックシートなどで、来期の給与やボーナスを査定している。
問題は、数々の面談やチェックシートを通過しても、微々たる額しか上がらない、もしくは1円も上がらないと言うことだ。
ここに、雇用者と被雇用者のマインドギャップがある。
被雇用者(あなた)「会社の為に、遅刻欠勤なく働いているんだから、後輩への指導も完璧だし、なんで給料あがんないの?」
雇用者(社長)「事務のあの子、性格も後輩の面倒見も良いのだけれど、ミスも多少あるし、今度導入するシステムが完全に動くまでは必要だけど、その先は要らないかもな。。」
そう、勘の良いあなたならお気づきだと思うが、会社に売上を持ってこない、総務、人事、庶務、管理、生産など、「外注と機械とAIに取って変わられる部署の人件費」は、経営者にとっては単なるコストでしかない。
誤解を恐れずにハッキリ言うと、あくまで人間は、総ロボット・AI時代が来るまでの繋ぎでしかないのだ。
その様な部署にいると、なかなか給料は上がりづらいだろう。一時的に上がったとしても、今後上がり続けていく保証はどこにもない。
話をタイトルである「給料が上がる方法」に戻そう。
まずは雇用者(以下、社長)とのマインドギャップを埋める必要がある。
社長に、「こいつは総ロボット・AIで自動的に会社が回る時代が来ても必要だな、他社に行って欲しくないな」と思わせるのだ。
必要なスキルセットは、下記の3つ。
(1)営業の部署に移り、会社の売上を上げる
(2)企画の部署に移り、人間でしか作れないゼロイチの領域でヒット商品を作る。
(3)SNSのフォロワーを増やし、自己発信力を高めて、会社をPRをする
どれも苦手な人には難しいが、給料を上げていきたい(もちろん首にもなりたくない)と思うなら、上記3つのうちの1つでも実行に移すべきだ。
一例を上げてみよう。
建築資材商社で働くA子(29才)。
人事を担当していて、仕事の内容は就職フェアや大学の就職部とのやり取り。会社は知名度もなくガテン系の業務も多い為、学生からは敬遠され、内定を出しても二股をかけられて辞退されることがほとんど。
そこで、社長は新卒一括採用を辞めてしまった。
それはそうだろう。活動費と人事の人件費を足すと、年間1000万ちかく採用にコストをかけている。新卒採用が無くなったことで、A子の仕事はほぼ無くなってしまった。普通ならここで部署替えか、クビになるはずだ。(日本の労基法上なかなかレイオフは出来ないが)
ただ、A子には(3)のSNSの才能があった。好きでアップしていた廃墟の写真を集めたInstagramには、8000人のフォロワーがいたのだ。
社長に頼まれて、試しに会社主催の廃墟ツアーを企画し募集したところ、申込が殺到。参加者の中から、建築資材と会社の魅力を知り、入社する人まで現れた。
その後、A子の給料はどうなったであろう?
A子は、社長に「こいつは必要だ」と思わせたのだ。
まとめ
・雇用者と被雇用者の間には永遠に埋められないギャップがある
・AIやロボットに置き換わる部署の給料は上がりにくい
・営業か企画かSNSか、人間にしか出来ないゼロイチをやれ
上記を正しく理解し、行動出来ると給料はあがります。