ロンドン留学生のお部屋探し事情（ロンドンデザイン留学Advent Calendar 2019, 12/8）

アドベントカレンダー8日目の（はずだった）記事です。卒展の後始末やらイタリアの友人に会いに行ったりやら一時帰国で滞ってしまいました。。

6日目のPre-sessionalコースの記事でも少しだけ触れてましたが、今回は学生の家探し事情についてざっくり書きます。

ロンドンで学生が住む家を探す方法は、一般的に「学校の寮に住む」「ホームステイする」「フラットシェアを探す」の3択だと思います。ホームステイについては経験がないので割愛して、１つ目と３つ目に加えて４つ目「友人と不動産を借りる」と補足として部屋の種類について書きます。
※イギリスでは集合住宅のことをFlatといいます。

学生寮（Hall）に住む

大学からオファーを貰い入学手続き（Enrollment）を進めると自然と案内されると思いますし、大学のサイトにも一覧が掲載されています。
安い寮は人気ですぐ埋まります。また学部生（Undergraduate）が優先されたりするので、院生はだいたい高い寮しか候補がありません。

24時間365日人がいるレセプションがありセキュリティ周りがある程度整っているし、宅配物を受け取ってもらったり便利でもあります。それでも不審者侵入の話など身近にありましたが。。

ただし、寮は契約期間が10ヶ月・12ヶ月など固定で決まっています。その期間中に出たくなった場合、代わりに入る人間を見つけないといけなかったりします。

Unite Student
学校の寮とほぼ同じですが、学生向けフラットを管理している不動産会社です。私が最初Goldsmithsに通い始めたときやその後UCLに行った際も利用しました。寮が既に埋まっている時などに候補になるかと思います。
https://www.unitestudents.com/

フラットシェアを探す

フラットシェアとは複数人でアパートや一軒家を借りて住むことです。部屋を探すためのウェブサービスもたくさんあります。ここでは私が使ったものを３つ紹介します。

SpareRoom
フラットシェアを探したり逆にフラットメイトを探せるメジャーなオンラインサービスの一つです。いくつか似たものに手を出していますが、私の場合は結局いつもこのサービスで次の引越し先を見つけていました。
https://www.spareroom.co.uk/

Gumtree
こちらもロンドンではメジャーなサービスです。友達づてで大家や隣人とトラブルがよくあるなどあまりよくない話を聞いたので、しばらく利用したあと止めました。
https://www.gumtree.com.au/

MixB
イギリスをはじめ海外に滞在する日本人向けのコミュニティサイトです。部屋探しだけでなくフリマ的な物品のやりとりやパートタイムの仕事探しも可能です。
https://uk.mixb.net/

番外編：友人と一軒家やアパートをまるごと借りる

Graduate DiplomaからMasterに上がる場合や滞在期間が１年以上ある場合、クラスメイトや気の知れた友人と家やフラットを１軒まるごと借りること（Rent）も可能です。

イギリス内に保証者（UK Guarantor）がいるかチェックされますが、交渉して数ヶ月分の家賃をまとめて払えばOKとなることが多いです。

Rightmove
不動産屋さんなどが物件を掲載しているサイトはOpenrentやZooplaなどいろいろありますが、Rightmoveは定番サービスの一つだと思います。
https://www.rightmove.co.uk/

ローカルの不動産屋に直接行く
オンラインで内覧を予約しても結局不動産屋さんに足を運ぶことになることも多々あったり、超地元密着型の不動産屋は情報を自サイトにしかアップしてなかったりするのでエリアが決まっているのであれば直接不動産屋に行くのもありです。だいたい名刺渡されて後で連絡〜の流れになります。

おまけ：部屋の種類について

上記のいずれも基本的に部屋のタイプは３種類に分けられます。大抵はBedroomかEnsuiteを借りる人が多く、基本的にキッチンは誰かとシェアになります。

Bedroom
シャワーやトイレがなく、ベッドがあるだけのベーシックな一人部屋です。クローゼット・机・椅子は用意されていることが多いです。その他はシェアメイトと共有になります。

Ensuite bedroom
シャワーとトイレが付属している個室です。キッチン・リビングは共有となります。

Studio
Ensuiteにキッチンがくっつきます。日本のワンルームを少しこじんまりさせた感じです。だいぶお高いです。

基本的に海外暮らしに慣れていないひとは最初は寮に行くのがベターかと思います。どうしても低い家賃で過ごしたければ、前乗りしてホテルなどに泊まりながら在学期間中暮らす物件を現地で探すなどすると良いかと思います。