9/3(木)「リバーサイド鼻水」
リバーサイド鼻水という喫茶店で今日も一服。
アイスコーヒーに刺身が付いた鼻水セットを注文。
今日もアイスコーヒーと刺身の相性最悪。くそまずい。
食べ終わったら縄跳びタイム。
コーヒー豆を手で粉砕しているから、手が真っ黒な店主に縄跳びを借りる。
パキスタンオルゴールズの趣味藤選手の応援歌に合わせて跳ぶ。
ルララ秘密の魔法 夢味の顆粒だし
くべた薪に期待こめて 火を吹け 趣味藤
二重跳びからはやぶさに切り替えた時、縄が近くに座ってた人のコーヒーカップに引っかかり、中身を床にぶちまけてしまった。
コーヒーカップはゴムでできているので店中バウンドしている。
一方床のコーヒーはどんどん広がっていく。
ぼくはすぐに座ってた人に謝ろうとすると、座ってたひげだるまなおじさんはぼくを手で制し、「ごらん」と言った。
床を見てみると、コーヒーが店主の靴まで広がっている。
「あっ、あぁぁ!」
店主が叫んで、手で顔を覆った。
手を離すと、手の汚れが顔に付いて真っ黒になっている。
「コーヒーに触れると消えちまうんだ」
ひげだるまおじさんが呟く。
店主は絶望の表情を浮かべながら、足元からみるみる消えていく。
店主が完全に消え去ると、ひげだるまおじさん含め店にいた客がみんな帰り支度を始めた。
「今日もダタで帰れた ありがとなボウズ」
「え? 諸々いいんですか?」
「いいよ また1週間経ったら復活するし」
「へ~」
900円節約できた。