【法の制定と問題の本質】
【法の制定と問題の本質】
法の制定と個人の罰則だけでは、問題の本質を根本的に解決することは出来ない。
何故そのような問題が起こったのかを自己責任論と加害者周辺の責任だけではなく、社会的、政治的、構造的観点からも見直す必要がある。
その時に初めて法がフィードバックとコミュニケーションのきっかけとして機能し、問題が根本的に解決される。
逆にいうと、法は秩序形成の単なる指標に過ぎず、法を絶対化し個人のみにその責任を向けてしまうと、社会的、政治的、構造的問題へのフィードバックとコミュニケーションの放棄になり、それが社会的問題への隠蔽にも繋がる。
ここで新たな法を制定するという事は対処療法的であり、根本的解決にはならない。
人間はコミュニケーションの生き物であり、法の絶対化、自己責任論的な罰則は、人々の思考とコミュニケーションを停止させ、根本的原因を見えなくさせてしまう。
法は、人権を守る為の"きっかけ"として必要なものであり、人権を縛るものであってはならない。
人々の人権が人々の手によって守られた時に初めて本当の秩序が形成される。
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写真は自然農田んぼにいるキジのつがい