【歌詞和訳】これが終わりなんだって気付いてしまった-Alley Rose / Conan Gray
コナン・グレイのアルバム、"Found Heaven"から『Alley Rose / アリー・ローズ』を日本語訳していきます。
直訳と意訳が半々くらいのバランスを心がけます。
↓ スタジオ・ライブ版も独特な雰囲気があるので必見です。
【対訳】
I picked you up from the corner store
角の店に君を迎えに行った
Your eyes were red and your lips were torn
君の眼は赤く、唇は切れてた
So much to say that's subject-sore
耳の痛い話ばかりだけど、話したいことが沢山あった
So much you'd change since you were born
生まれ落ちてからいろんなものが変わっちゃったんだ
You wrapped your fingers around my neck
君は僕の首に腕を回して
And pulled me into your desperate breath
急くように顔を近づけた
The way you kissed me hot and fast
熱く、一瞬のそのキスで
I knew it'd be the last
これで終わりなんだってふと分かった
Don't leave me hangin' alone again
もう、ひとりにしないで
Don't leave me hangin' alone again
二度と放っておかないでよ
Oh, where'd you go go, Alley Rose?
ああ、どこに行ったの?アリーローズ
Oh, where'd you go go go?
どこへ消えたの?
You told me I'm "just so nervous, dear"
「ちょっと緊張してるだけでしょ」って言ったよね
Well, how the hell do you think I feel?
じゃあ、僕がどんな気持ちでいたか分かる?
I waited all year at your feet
君の足元で、本当に長い間待っていたんだよ
Like maybe you'd love me
もしかしたら君が愛してくれるかもって
So, don't leave me hangin' alone again
だからもう、ひとりにしないで
Don't leave me hangin' alone again
二度と放っておかないでよ
Oh, where'd you go go, Alley Rose?
ああ、どこに行ったの?アリーローズ
Oh, where'd you go go go?
どこへ消えたの?
And I don't even care if it makes me sound insane
狂ってると思われても構わない
I ran my fingers through your hair
君の髪に指を通したとき
And I thanked God to touch the flame
神様に感謝した、燃えるような想いに触れられたことを
'Cause I swore necks were made for bruisin'
だって、首は痣を作るために
I swore lips were made for lies
唇は噓をつくために作られたとばかり信じてた
And I thought if you'd ever leave me
もし君が僕を置いていくとすれば
That I'd be the reason why
全部僕のせいだって思いこんでた
And I don't even care if it's just a summer fling
これが一夏の恋に終わったっていい
If it's all experimental
たとえ全部お遊びに過ぎなかったとしても
And you go back to safer things
君がもっと無害な人のところへ戻ったとしても
But I swore hands were made for fighting
だって両手は殴り合うために
I swore eyes were made to cry
両目は泣くために作られたとばかり信じてた
But you're the first person that I've seen
でも君が初めて教えてくれた人なんだ
Who's proven that might be a lie
この考えが間違ってるかもしれないってことを
So, don't leave me hangin' alone again
だからもう、ひとりにしないで
Don't leave me hangin'
二度と放っておかないでよ
Oh, where'd you go go, Alley Rose?
ああ、どこに行ったの?アリーローズ
Oh, where'd you go go go?
どこへ消えたの?
Don't leave me hangin' alone again
もう、ひとりにしないで
Don't leave me hangin' alone again
二度と放っておかないでよ
Oh, where'd you go go, Alley Rose?
ああ、どこに行ったの?アリーローズ
Oh, where'd you go go go?
どこへ消えたの?
Don't leave me hangin' alone again
もう、ひとりにしないで
I thought that I was your only friend
君が唯一の親友だと思ってた
Oh, where'd you go go, Alley Rose?
ああ、どこに行ったの?アリーローズ
Oh, where'd you go go go?
どこへ消えたの?
ハイノートの歌い上げが切実で、情景が思い浮かぶような歌詞と相まってインパクトのあるバラードです。
「髪を撫でて、熱情に触れたことを感謝した」なんて当事者性MAXで泣けてしまいます。
(余談ですがflameには"恋人"の意味もあるそうです。)
『ジーニアス』でのインタビューによると ↓
…と話しています。
ほんと色々あったんだな。
コナンの両親は壮絶な離婚を経験したそうで、その後もコナン自身も父親似の身体的特徴が好きになれなかったり、アジア系差別も受けたりして、こんな自分が他人を愛することができるとは思わない、いわゆる「血の呪い」的なものを信じていたと思われます。
(実際は血縁によって呪いが受け継がれるなんてバカバカしいことはなく、単に生育環境がそう信じ込ませているだけにすぎませんが。)
そんな強固な思い込みを剝がしてくれたのが、親友であるその相手との付き合いだった、ってまるでドラマ。しかも海を越えて会いに行ってるし。そりゃこんな壮大なアレンジもしたくなりますよね。
自分は元々の友人と恋人になったことはありませんが、自分を含めた3人組のうちの親友(だと思ってた)人がもう一人の親友(だと思ってた)人と付き合い始め、居所がなくなったような、どうにもやり切れない気持ちになったことはあるため、友人づきあいからの発展に大きなリスクを感じるのはちょっと分かります……。笑
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