起業1年間を振り返り―新たな決意と反省
こんにちは、私は起業したてで、1年間について振り返ってみました。
1年の間に抱えた課題や新たな気づき、そして未来への決意について率直にお話ししようと思います。
1年前、私は10年以上勤めた会社を辞め、起業を決意しました。しかし、思い描いていた計画が思うように進まず、多くの反省点が浮かび上がりました。
この記事では、自身の1年間を振り返り、達成できたこと、できなかったこと、そしてその理由について語ります。
1年前に決めた実行するべきタスクがどの程度クリアできたか?
1年前に掲げた目標は以下の通りでした。
日本茶を海外に向けて販売する
海外でのビーチウエディング事業をスタートする
中山間地の耕作放棄地問題に取り組む
1人法人でも事業が進むネットワークを構築する
正直に言うと、これらの目標に対する進捗は10%にも満たない状況です。2024年に入り、2番目のビーチウエディング事業のローンチが進行中で、他の3つの目標についてはほぼ進んでいない状況です。
なぜ出来なかったのか?理由を改めて考える
この理由をはっきりと書くのはとても恥ずかしいのですが、
自信過剰での挑戦
満足感とプレッシャー
お金の重要性の認識
楽をしようとする姿勢
では、なぜこれらの目標を達成できなかったのでしょうか?その理由を改めて振り返ってみます。
1.自分ならできるという、根拠のない自信だけで走っていた
商品やブランドを作り上げる際、過度の自信が私を突き動かしていました。これは、適切な情報や知識が不足していたことから生じたものでしょう。自分のエネルギーを発散させるためには、適切なインプットが必要だと気づかなかったのです。
2.起業したことに満足して、格好つけていた
起業を決意したことで、周囲からの期待や賞賛に浸ってしまいました。しかし、数ヶ月が経つと、他人の視線や不安感が重くのしかかり、夢を語ることを忘れ、自信を失ってしまいました。以前の自分の信じていた「仕事とは夢と希望だ」という言葉が、現実とのギャップを感じさせました。
3.お金の重要さを軽視していた
以前、経営者に対する不満から、お金の重要性を軽視していました。しかし、起業を通じて経営者の視点を理解し、お金が大きな役割を果たすことを学びました。お金をしっかりと受け取ることで、社会への貢献も可能となることを認識しました。
4.どこかで楽しようとしていた
「本気になれば」「アイデアさえ浮かべば」という姿勢で、ゆっくりと行動しました。家族との時間を楽しむことはできましたが、その裏でパートナーが支えていることを当たり前のように感じ、感謝の意を忘れてしまったこともありました。
気づいたきっかけ
ミュージシャン優里の言ったこと
昨晩、パートナーが夜にファンである優里さんのYoutubeチャンネルの動画を見ていました。僕はというと、歌は知っているが優里個人がどんな人で、というところまではあまり知りませんでした。
ミュージシャンになる前に、特別養護老人ホームで何年か日中働きながら、夜間の介護専門学校に通っていたそうです。
この時点で、”渋谷の王・ヒモ生活”など見出しになりそうな単語でしか知らなかった優里さんのイメージが180度変わりました。
優里さんが「ビリミリオン」という楽曲を歌い終え、
”自分は介護士という仕事は諦めてしまったけど、あの時言われたありがとうを自分の大事なところにしまって、あのありがとうが最後の一歩の背中を押してくれていると思う”。
ということを言われていました。
今や人気ミュージシャンとなった優里さん。
側から見て、”歌の才能があっていいなぁ”くらいにしか思っていなかったけど、目の前のことを一生懸命やった結果だということに、改めて気付かされました。
石原慎太郎の残した言葉
東京都知事や国会議員として長く活動された石原慎太郎氏。
作家やタレントとして活躍される石原良純さんをはじめとした4兄弟の親御さんでもあります。
下記の予算委員会の中で本人が遺言が表された言葉の中で、多くのことを語られていますが、憲法改正のやり取りの中で、
自分のことを自分で決めるために決意した起業ですが、それすらも忘れていつも間にか1年過ぎていたことに気づくきっかけをもらいました。
やるしかない
これからは、自身を律し、過去の反省から学び、決意を新たにして事業に打ち込んでいきます。時間は限られていますが、自分が実現したい未来を語り、言い訳をせず、多くの失敗を経験し、成長していく年にしたいと考えています。
この記事は、私の自戒の意味を込めて書きました。
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