地域公共交通。
地域をまわっていると、移動手段への不安を訴える声が多いです。
添田町第6次総合計画の住民アンケート調査結果(こちら)からも伺えることです。
特に、団塊の世代の方々からは、「自分たちが運転できなくなったら、どうして生活したらいいだろうか?」と。
団塊の世代が75歳以上(後期高齢者)になる、2025年が目前に迫っています。75歳になってもしばらくは運転を続けることはできるでしょうが、5年、10年先はどうなのでしょう。
町では、地域公共交通会議を開催しています。
国(国土交通省)では、地域公共交通の活性化・事例集を作成し、公表しています。
他所の事例を参考に、添田町へ導入すればよい。ってそれで住民の不安は解消できるのでしょうか?
福岡県大刀洗町では、町の地域公共交通をどうするか、3年にわたって住民の皆さんと会議を重ねています。
※ ご参考 村田まみさんのフェイスブックの投稿(こちら)
住民の皆さんと、自分たちの公共交通をどうするか、対話を重ね、試行錯誤を重ねて、町の施策へとつなげていっています。
公共交通をどう維持していくか、人によって使う頻度や目的も異なるので、すべての人を満足させる交通体系は難しいです。ましてや、添田町のように面積も広く、財政的な余裕のない町では。
だからこそ、利用する住民自身が当事者となり、どんな公共交通だったらいいのか、対話の中からカタチをつくっていけたらいいなと思います。
他自治体の事例やグリーンスローモビリティの実証実験は、そのときに役立つものと思います。
実は、添田町では、小さな拠点づくり事業を令和3年・4年度事業として実施しています。津野をモデル地区として、地域ビジョンを作成するようになっています。その中には、公共交通にことも入れたいという話もあっていたので、どんなふうになるのか、楽しみでもあります。
追記 鹿児島日置市 永山由高市長のnote
会議を対話型へ変更したら、会議そのものが変わったと。やっぱり対話ですね♪
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