「絶望の国でズルく賢く生きのびる」長倉顕太著 ビブリオエッセイ
日本はいつのまにか、アジアの中でも秀でた国ではなくなっているのに、それに気づかないのか、気づいていないふりをしているのか、認めるのが怖いのか、裸の王様になってしまってから気づいたのでは、滑稽すぎる。
時代は、大きく変わって、私の思考はついていっていないが、辛うじて年金も暮らせるぐらいは出る様だから、まずまずと言って良いかもしれない。
ただ、それだけでは思う暮らしはできないだろうし、爪に火をともす様な暮らしも情けない。
ならば、自ら稼ぎ続けるのが必須になる。もちろん、今までもそうしてきたけれど、更に、仕事に意味合いもつけたいし、これから、この年を迎える後輩たちの道標にもなりたい。
「稼ぐために学ぶ」から「学ぶために稼ぐ」へ。
そして「学びながら稼ぐ」へ。
食べていく担保は年金でつかんだのだから、ライスワークはいらない。全てをライフワークとして、学び楽しめば良い。
そこから稼ぎも出れば、さらにライフワークのレベルを上げていくことができる。
本書にある4つの資産。これ、蓄える順番が大事。
「時間」「能力」「人間関係」「お金」
「お金は後からついてくる」まさにそれである。
ずっと、スケジュール帳が埋まっていないと不安だった。ひどい時は、24時間に分割された手帳をびっしりにするのに必死だった。その不安を手放して、時間を手に入れた。
ふたつ目の「能力」は、この60年間で積み上げてきたもの、資格であったり、経験であったり、それに学び好き、そうそう他人に引けを取らない読書量で、そこそこ間に合うと思える様になった。
「人間関係」は、とことんギブする気持ちを持ち、不足しているSNSの技術を学び始めた。「お客さまを恋人の様に思う」。私の一番のファンはなんと言っても家族。その家族を愛せて、初めてお客さまを恋人の様に思えるのだと思う。
この資産を手に入れて、行動し、売上を立てるための、9つの習慣も書かれている。
・散歩をする
・倍速で聞く
・尊敬する人をフォローしている人をフォローする
・書店に行き、本に偶然に出会う
・オーディオで耳から学ぶ
・社会貢献をする
・目に見えない知識と体験を買う
・学びを続ける
・海外に投資する
まぁ、一番最後は、究極な目標かもしれないが、他の8つは一つずつクリアしていきたい。