#427 ばっく!
こんにちは、鏑木澪です。
『ルックバック』を観ました。
ネタバレを含む感想をぼちぼち書いていきます。
(にわかが書くので、ファンの人は読まないことをおすすめします。読む場合は、片目、薄目でどうぞ。未視聴の方も同様に!)
話の内容を知っている体で、あらすじなど書かずに思いついたことを並べていくだけの感想文です。
原作漫画は、わりと出てすぐの頃に読んでいたので、話の大筋は知っていましたが、アニメを観て改めて泣きました。
精神的にグロテクスな作品だァ、こりゃ
(心を抉られるよ)
エグい。
(自分の言葉が稚拙すぎてつらい)
途中までは、「私もこんな友達が欲しかったな」と自分の子供時代を振り返って虚しくなったりしながら観ておりました。
切磋琢磨できるっていいね。
(特定の個人と「あいつには絶対負けたくない」と競ったことなどないよ←)
私がこの作品に感じたグロさは、「才能」と「作品を生み出す意味」について、自分に問いかけたときに発生する恐ろしさ……特に、このふたつです。
「自分はそれをするのに向いているか」という意味の”才能”。
自分には才能があるのだろうかとを考えるタイミングは、多かれ少なかれ、誰しもあるのではないでしょうか。
極端な話、食べ物の好みや一日中家でぐうたら寝ていられるかどうかも、一種の才能ですからね。笑
本人にとってありがたくない、嬉しくない才能だったら、誰でも持っているものだと私は思っています。
……話が逸れました。
こちらの作品。
作中に”天才”が1人しかいないなら、それは藤野なのか、京本なのか。
私は、藤野が天才だと思います。
あの、最低に醜い単純な目線から勝ち負けの話をしますと、「生き残ったやつが勝ち」なわけです。事情はどうあれ、生きて作り続けているやつには、敵わん。
ただ、作家としてどちらが幸せかといえば、選べるなら、私は京本になりたいですね。
世間に高く評価される華々しい才能を持っていたのは、おそらく藤野だけれど、幼少期もその後も、藤野にとって、もう絶対に越えることのできない存在が京本です。
才能というより、与えた影響の大きさかな。
その人物にとっての。
結局のところ、どちらにも才能があって、出会うタイミングが違っていたとしても、「それをせずにはいられない」から、違う道を辿っても同じところに辿り着く、巡り合うようにできていたのかもしれません。
そうすると、「あの日、自分が作ったものには意味があったのか?」と。
あれを描いたから、あれがきっかけでこうなったと思ったのに。
そんなものがなくても、こうなったのか?
いや、でも、あれがあったから、今の自分がある。
自分が生きている時間に積み重ねてきたものは、ずっとついてまわるから……その良し悪しなんて、自分が勝手に決めてしまうだけで、本当のところはよくわからないものです。
いろいろな人に怒らそうですが、私は京本が「藤野先生!」と叫びながら部屋を飛び出して、愛の告白(?)をした、あのシーンでこの作品が終わって欲しかったと思います。
というより、私の中では、そういうことになっていて。
後ろの展開がつらすぎて、覚えておけないんですが。泣
(原作を読んでいたのに、アニメを観ても話の内容が全然思い出せなかったよ←信じられないくらい記憶が飛ぶ。この後が覚えられない、脳が拒否してる)
なんでなんだろうね、
話の構造は、わりと型通りの展開と言いますか、全部カードを出された後なら、何がどこにはまるかわかりやすい整った作品だから、本当に綺麗だなと思います。それこそ劇中の男が「俺のアイディアだったのに〜!」と言ったように、アイディア自体は珍しくない(過去にも見たことがある)はずなのに、
……たぶん、表現に私の頭が追いついてない。笑
(処理できないから覚えられにゃい、にゃ〜)
だって、自分の才能を疑うきっかけになった人に「あなたのファンです! あなたは天才です!」といわれて、スキップして家に帰るメンタルを持ち合わせてないんだよ、私は。
喜べないわ!ッ
もし、あそこで話が終わっていたら、「自分の努力は、自分より努力している人がわかってくれる。わかってくれる人がいた(本当はこういう人にわかってほしかった)」ってな気持ちになれて、、、よかったね、つって、
こんなに心をかき乱されることなかったのに!ッ
そこで終わっていれば、楽な話でしたね。
それこそ、誰の記憶にも残らんだろうな。笑
たったひとり、この人のために作りたいって思えるのも幸せかも
たとえ、二度とその人の反応が見られなくても
心の中に飼ってんだよ。
(なにそれ、おそろしい)
ハァ、、、ちかれたノォ
ここ数ヶ月、娯楽として漫画や小説を読んだり、映像作品を観たりするのがしんどくて、音楽を聴くのもつらくて、パソコンの前で何もできずに固まっている時間がわりと長くなっていました。
ゴミばかり増えていって、何も仕上がらなくて
なにやってんだかな〜って
それでも、ぼちぼち続けていくしかないっすね!ッ
フラフラしてるけど、上手くなりたいし、まだできることあると思ってるし。
進め〜!
(毎度、これしか言ってない)
あい!
(元気のいいお返事)
ではでは〜