本日のMVP
私のフォロワー様のお一人である福島太郎氏は、私にとって良き「あんちゃん」(こちらの方言で「お兄さん」)的な存在です。
恐らく多くの人が気づいているでしょうけれど、生活圏がほぼ同じ地域であり、お互いの作品に登場するお店やモデルの企業も、すぐに分かる間柄。
そんな福島様の作品の中で、本日アップされたこの「豚ちゃん」。
ズキューンと、私のハートを射抜いてきました(笑)。
降矢農園さんは、私もスーパーやイベントで時々名前を目にすることもあり、以前から存じ上げていました。(お野菜なども非常に美味しいです)
放牧豚を手掛けているのは初めて知ったのですが、この愛らしさ、たまらなくないですか?
恐らく私のハートを射止めたのは、昨日お伺いした「太田屋菓子店」様との会話の中で、「烏骨鶏」をめぐる苦労話を聞いた影響もあるでしょう。
同店の看板商品の1つに「烏骨鶏ぷりん」があるのですが、現在は思うように販売できていないのだそうです。というのも……。
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太田屋菓子店様で利用している烏骨鶏のたまごは、三代目(太田繁克氏)の昔なじみの荒川昌哉様から仕入れているとのこと。
烏骨鶏はある意味で「ブランド鶏」のような扱いを受けているのですが、飼育が難しいという話は耳にしたことがありました。
その希少な烏骨鶏のたまごを利用しているのが、太田屋菓子店様の「烏骨鶏ぷりん」ということになるのですが、昨年からのコロナ禍の影響が、ここにもありました。
烏骨鶏も年を重ねると、あまり玉子を産まなくなるようで、昨年は荒川様が飼育していた烏骨鶏の世代交代の時期に当たっていたそうです。
ですが、コロナ禍で新たな烏骨鶏を仕入れたくても、そもそも県境を跨ぐことすらできない状況。
そんなわけで、太田屋菓子店様でも「烏骨鶏」の玉子の仕入れが困難なのだそうです。
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「人よりも良いものを食べて育っている」という烏骨鶏から生まれた玉子。
それを使用して作る「烏骨鶏ぷりん」は、今やちょっとした「幻の商品」状態なのでしょう。
でも、福島さんのお付き合いしている「降矢農園」さんの「農民スピリッツ」と、太田屋菓子店様の仕入先(という枠を超えた間柄のようです。本当は)である荒川氏は、お互いに通じ合うものを感じさせられました。
相手は生き物ですから、ノウハウ通りに行かないことがあっても当然なのでしょう。
どんなに大切に育てて愛情を注いでいても、今回のコロナ禍のように、思わぬ災害に見舞われることもあります。
それでも立ち向かおうとするエネルギー。
これぞ農家のプライドであり、日本の食卓を支える精神なのでしょう。
「いのちを頂いている」ことの重み。
スーパーで商品を買っているだけでは認識できない、厳粛な重みがそこにはありました。
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