う米めんを使ってみました
1月中旬に、天栄村にある「アルファ電子」の専務が手掛ける六次化商品、「う米めん」を購入してきました。
商品開発のバックボーンや、どのような特徴の商品なのかは、ご本人様のnoteを読んで頂く方が良いでしょう😊
う米めんは、昨年の秋、第8回新東北みやげコンテストで「アイディア特別賞」を受賞するなど、実力は折り紙付き。
天栄村だけでなく、岩瀬郡・須賀川市の産直所でも人気の高い商品です。
で、食いしん坊の私は、1/11に行われた試食会に顔を出してきたというわけです。
「う米めん」の使い方としてよく案内されるのが、ベトナムのフォーや、うどんのようにしてアレンジして食べる方法です。後は、パスタとして利用する方もいらっしゃるようですね。
先日開催されたレシピコンテストの結果を見ると、調理方法もバリエーションに富んでいます。
そういう私自身は、「う米めん」を手にしたときから、試してみたかった料理がありました。
それは、「パッタイ」。
1/11の投稿でも触れましたが、タイの焼きそばです。
昔は時折作っていたのですが、パッタイを作る時に欠かせないのは、何と言ってもビーフン。
厳密には、春雨で作るレシピもあるらしいのですが、私はビーフンの方が腹持ちが良いので、ビーフン派。
ここで、ビーフンを、同じく米を原料とする「う米めん」に置き換えて作ってみたい!
そう考えていたのです。
材料(3~4人前)
本格的にタイのパッタイらしくするのならば、これに
などを加えます。
作り方
1.う米めんは、表示に従って茹でておく。玉子は溶きほぐして、別のフライパンなどで半熟くらいまで炒める。
2.フライパンを熱して、豚肉から炒める。火が通ったら、ニラ・もやしも入れて軽く炒め、続けて茹でたう米めんを加える。
※タイで食べた時は、もやしとニラはほぼレア(生)でした^^;
ですが、ある程度火を通した方が、日本人には食べやすいと思います。
3.最後にむき海老を加え、合わせ調味料、玉子を入れて全体的になじませる。
海老に火が通ったら完成。
実食タイム
さて、実食です。
う米めんは、茹でる前はビーフンのようですが、茹でるとモチモチの細うどんのような、生パスタのような食感になります。
ここが、ビーフンと大きく違うところです!
タイのビーフンは、中太麺・太麺(センヤイ)でも平打麺がほとんど。
なので、中華麺よりもあっさりとした口当たりです。
それに対して、「う米めん」で作ると、「タイ風の極太焼きそば」っぽい😁
味付けは、パッタイそのものなんですけれどね。
ですが、夕食として平らげた妹には、好評でした!
そして、夕食後しばらくして感じたこと。
見た目以上に、胃にずっしり来る!
ビーフンも主原料が米なので割と腹持ちが良いのですが、う米めんの方が、ずっしりと胃に残ったのには驚きです^^;
個人的には、「食べた」感があるう米めんで作る方が、満足度が高いかな。
検証
なぜ、同じ米を使いながらも、これほど食後の感覚に差があるのか。
個人的な推測ですが、恐らく、使っている米の品種の違いによるものです。
タイ産のビーフンは、原料が「インディカ米」。
インディカ米は粘りが少ないので、ビーフンも炒めると、パラっとした仕上がりになります。
一方、「う米めん」は「天のつぶ」、すなわちジャポニカ米です。
昔、冷夏のときに「タイ米」がまずいと非難されたことがありましたが、これは、それぞれの民族の味覚の好みの違いもあったのでしょう。
ジャポニカ米はでんぷん質の一種である「アミロース」の含有量が少なく、粘りがあるのが特徴。
アミロースが増えるほど、粘りが少なくなっていくとのこと。
ちなみに、「天のつぶ」のアミロース含有量は、19.4%だそうです。
それに対して、タイ米のアミロース含有量は22~28%程度ですから、粘りが少ないというわけです。
ただし、タイ米は消化が緩やかで腹持ちがいいメリットもあります。
一時ビーフンを使うのにハマっていましたが、「腹持ちが良い」と感じていたのは、気の所為ではなかったようです。
まとめ
少し、脱線しました🙏
う米めんは、コンテストのレシピも試してみたい!
カルボナーラは前回購入した時にやっているし、アジアン系のレシピとも相性がいいと思います。
ただし、茹で上がりを見る限りでは、タイビーフンのように「ぬるま湯につけて戻すだけで利用できます」とはならない気がしますね。
ここは、まだ調理法に工夫の余地があるかもしれません。
そして、調味料。
タイ料理の本のレシピから適当にアレンジしたものですが、(本来はシーユーダムを使います)、やはり醤油で随分仕上がりが変わります。
私が言うまでもなく(笑)、ここ1年あまり私が利用しているお醤油は、白河のヤマボシ醤油さまのお醤油です。
そして、ずっとお付き合い頂いているフォロワー様はよくご存知でしょうが(笑)、ヤマボシ醤油様も、全国でもトップクラスの評価を受けている老舗のお醤油屋さんです。
地元のお米で作った米麺に、地元のお醤油。
それぞれの乗算の結果は、タイ料理の代表的なレシピであるにも関わらず、かなり和に近いテイストの仕上がりになりました😁
そんなわけで、う米めんのレシピも、ゆくゆくはバリエーションを広げていきたいと思います。
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