【投句】鳥と恋の饗宴 2022年・春
【季語】
小綬鶏(三春)
コジュケイは、我が家の近くでもよく鳴いている雉の仲間の鳥です。
田舎育ちのワタシには馴染みのある野鳥の一種ですが、1920年頃に東京や神奈川で放鳥されたのをきっかけに、日本に定着したそうです。まさかの外来種だったとは、驚き!
この鳥の鳴き声が特徴的で、「チョット コイ」と聞こえるんですよ。
なんだか、夫婦やカップルの「ちょっと来て~」という阿吽の呼吸を連想するのは、私だけでしょうか(笑)。
コジュケイを詠もう!と決めた瞬間に、奥様、もしくは彼女のお尻に敷かれている男性陣を想像してしまいました😁
【季語】
花(三春)
これは、1月に観覧してきた円谷英二監督の「かぐや姫」をモチーフにしました。
映画そのものについては、1月に取り上げています。
この映画のかぐや姫についてですが、原作の「竹取物語」とは大きく異なり、竹取翁夫婦には「造麿」という息子がいて、姫と造麿は幼馴染として育てられるのです。
上のYou Tubeのダイジェスト版でも、夜桜の下で二人が舟遊びをするシーンが出てくるのですが、さらに本編ではもう少し踏み込んだシーンも登場。
もしも筒井筒の二人が、恋愛感情を意識したとしたら……という、大人の「Ifの世界」をしたためてみました。
「褥」やら「衣重ね」などの官能ワードは、俳句というより平安文学の方が似つかわしいかもしれませんが(〃ω〃)
【子季語】
春告鳥(三春)
ベタと言えばベタですが(笑)、春の鳥といえば、やはり「うぐいす」を連想される方が多いのではないでしょうか。
ただし、声はあちこちから聞こえるものの、姿を探すのは難しい。
私がバードウォッチングに慣れていないだけかもしれませんが……。
句の意味は、ストレートに詠んでいただければ幸いです。
ところで、「うぐいす」で検索すると、なぜかこちらの鳥さんに出会う確率が高い^^;
「うぐいす色」のモデルとして取り上げられるこちらの鳥さんは、「メジロ」です。
ちなみに、メジロの季語は「三夏」で、俳句の世界では夏の鳥扱いなんですって。
鳥と恋の饗宴では季語にとらわれることなく詠めることもあり、皆様、艶っぽい句が多いこと(*^^*)
ちょうどバレンタインデー直前が投句期間ということもあり、前回に増して、恋を歌う人が多そうな気がしています。
さらに「句集計画」もあるとのことで、ますます盛り上がりそうですね!
あ、私は(選句されるかは別にして)「句集OK」です。
そんな「鳥と恋の饗宴」は、2月11日0時~2月13日20時が投句期間となっております。
皆様、お忘れなきよう!