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伝統と革新の共存!?須賀川市(旧長沼町)の太田屋菓子店さん
やっとのことで、以前から訪れてみたかった、須賀川市の太田屋菓子店さんにお邪魔してきました。
しばらく前に、「すかがわ観光物産館flatto」で出会ってから、気になって仕方がなかったのです。ただ、車がないと私の家からは行きにくい地域にあり、おまけにこのご時世なので、訪問も少々ためらっていました。
ですが本日、運動不足解消を兼ねて、小雪のちらつく中自転車を飛ばし、お店を訪問して来ました。
太田屋菓子店さんはどこにあるの?
太田屋菓子店さんは、須賀川市の中でも旧長沼町にあります。県内在住の方であれば、須賀川市内から国道118号線に入り、会津方面を目指すと分かりやすいでしょう。
〒962-0122
福島県須賀川市木之崎字蓑輪6-102
0248-68-2619
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こんな感じで、国道118号線を、会津方面に向かって走ります。近年、須賀川市内に「松塚バイパス」という道路が誕生し、市内中心部からでも旧長沼町方面へのアクセスが便利になりました。
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道路標識にしたがって会津方面に進むと、やがて新幹線の高架橋をくぐり抜けます。
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このまま直進し、しばらく走ると右手に「花の里ニュータウン」という看板が見えてきます。
それをさらにやり過ごすと間もなく、このような風景に出会うでしょう。緩やかなカーブ&坂を登りきった先に、太田屋菓子店さんはありました。
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太田屋菓子店さんの歴史と3代目
出迎えてくださったのは、お母さんと思われる方でした。
突然の訪問だったので、店内の写真撮影はしていません。(ごめんなさい)
なので、外装だけご案内します。
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写真の右手奥は、どうやら工房になっているようでした。
丁度雪が舞い出した時で、映り込みがひどいですね(泣)。
木の看板は、ひょっとしたら創業当時からの看板かもしれません。
(訊けば良かったな…)
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私の対応をしてくださったのは、お母さんと思われる女性でした。
そこで、以前にflattoで購入した「クレープケーキ」を再び購入。
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せっかくですので、flattoで初めてクレープケーキを買ったときから、気になっていたことを尋ねてみました。
Q:地元で昔からあるお店なのでしょうか?
A:昭和初期に創業したと言われています。
Q:クレープケーキの焼き印は、やはり三代目のご主人がモデルなのですか?
A:そうです。最初は特に付けていなかったのですが、地元の産直所などで販売する際に、他の商品との差別化を狙って、焼き印を入れるようになりました。
Q:焼き印のデザインは、どなたがされたのですか?
A:三代目の知り合いで、イラストの得意な商工会の人がデザインしてくれました。
Q:ご主人は、なぜクレープケーキを販売するようになったのでしょう?
A:新潟で修行をしていたのですが、そこで学んだクレープケーキをこの地で再現しました。
この辺りでは、同類の商品はあまりないと思います。
(確かに!)
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とのことでした。
今回訪れた時間帯は午後ということもあり、お目当てのクレープケーキは、大分残り少なくなっていました。
ふらりと訪れたにも関わらず、丁寧に対応してくださったお母さんには、本当に感謝するのみです!!
今度はぜひ、ちゃんとアポを取ってご主人から直接お話を伺ってみたいものです。
お待ちかねの食レポ!
さて、最後はお待ちかね?の食レポです。
クレープケーキはいくつか種類があるのですが、今回私が購入したのは次の3種類です。
1.ブルーベリー
先の写真の一番右にある商品ですね。これはflattoで購入経験があるので、私の中では勝手に鉄板商品に認定されています(笑)。
せっかくなので、ちょっと断面写真も貼ってみます。
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…写真のピントが合っていなくて、分かりづらいですね。
(もっと使いこなすように、ガンバリマス!)
ざっくりまとめると、中心部にスポンジケーキがあり、それをブルーベリーソースと生クリームがふんわりと包み込んでいます。
ん?でも普通のスポンジの食感とはちょっと違いますね。口どけの食感からすると、シフォンケーキかもしれません。
生クリームは、しつこくないのにコクのある、上質なクリームを使用しているようです。アクセントとして少しだけ洋酒が入っているそうで、コーヒーにも非常によく合います。
恐らく、紅茶にもマッチするのではないでしょうか。
そして、外側のクレープですが…
なんですか、この滑らかさ!
手軽なイメージがあるかもしれませんが、実はクレープって、キレイに焼き上げるのが非常に難しいのです。破けやすいし、うっかりすると生焼けになるし。
その丁寧に焼き上げたクレープで、乙女のドレスのごとく、そっとケーキや生クリーム、ソースを包み込むその技術に、ひたすら脱帽です。
ちなみにお値段ですが、200円(税込価格)です。
一口食べただけで上質な材料を利用しているのが分かるのに、このお値段って…。
大手の菓子店や東京などでは、もっといいお値段になるのではないでしょうか。
間違いなく、頑張って自転車を走らせて訪れただけの価値はありました!
2.白桃
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さて、こちらは白桃です。
お気づきかもしれませんが、実はフレーバーの違いによって、紙ケースの色が変わるのです。
「福島と言えば、桃だよね♡」と言うことで、白桃も初めて買いました。
こちらは、桃が控えめに隠れているとでも言うのでしょうか(笑)。福島県民の姿を代弁したような商品です。フルーツの酸味があまりないので、お子様でも食べやすいかもしれません。
ブルーベリー同様に、中心部のケーキは白桃ソースと生クリームで覆われ、さらにそれを極上のクレープが包んでいます。
3.ゆず
最後は、「季節感のある商品を食べたいな」と思い、ゆずを選んでみました。本日は暦の上では立春ですが、東北の体感としてはまだ冬ですしね(苦笑)。
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これが、今回一番私好みの商品だったと言えるでしょう。
構造は他の商品と同じですが、ゆずソースの酸味がいい感じに生クリームの脂肪感を和らげてくれます。さらによくよく観察すると、柚子の皮の甘煮を細かく刻んだものが入っていて、かすかにほろ苦さを感じるのです。
それが「THE 大人の味」という感じで、私好みでした。
ちなみに、ブルーベリーと比べると、ソースの量がやや控えめです。
多すぎると味のバランスが崩れるでしょうし、どうやらソースとクリームの比率は、微妙にフレーバーごとに変えているようです。
まとめ
今回は私のお気に入りのクレープケーキについてご紹介しましたが、実際には看板商品である「二岐まんじゅう」(ふたまた)も、「こしあん」「つぶあん」のどちらも74円という手軽な値段で販売されていたり、これまた福島らしく、「ゆべし」(福島の和菓子ではよく見かけます)も売っていたりと、和菓子・洋菓子のジャンルに囚われずに、また訪れたくなるお店でした。
何よりも、お母さんのお人柄の良さを感じさせる笑顔に、ついつい引き込まれてしまい、できればレジのところのビニールカーテン抜きにして、長時間色々とお話を聞かせてもらいたかったです(笑)。
きっと、二代目や今回焼き印でしかお目にかかっていない三代目、そしてTwitterを運用されているというお嬢さんも素敵な方なのだろうと想像できるお店でした。
今度はぜひ、三代目のお話も交えながら、レポートさせてくださいね!
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