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北海道鉄道技術館

鉄オタのツボをちょいちょいくすぐってくれる「やん(矢野達也)」さん。
こんな素敵な企画を立てて下さいました😆

が、一つ私にとっての難題が(苦笑)。
最近でこそ出かけていませんが、かつての鉄オタはネタがありすぎるんです。
とはいえ、セレクトの手間を考えれば数の制限は止むを得ないところでしょう。

そこで、私なりに「やんさんを案内して、彼に楽しんでもらいたい」というような、ツボを探ってみることにしました(笑)。

苗穂工場にある幻の鉄道博物館

さて。第1弾は札幌市にある苗穂工場です。
「えっ?駅じゃないじゃん」と思われた方。ご安心を!
JR北海道随一のターミナル駅、札幌駅の一つ隣にある苗穂駅の北口から少し歩くと、JR北海道苗穂工場があるのです。
もっとも私は、移動時間の関係でバスに乗って、札幌駅から移動した覚えがありますが。(札幌駅への帰りは電車)
北海道の電車・汽車はここで生まれ、解体されていくのです。

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で、何で「幻の鉄道博物館」と私が言うか。
それは、一般公開しているのが毎月第2・第4土曜日のみという難易度の高さだったからです😅
何せ、北海道ですよ?長期の休みを利用して、かつ上記の条件が揃っていないと訪問できない場所なんです。
よく見ると、「北海道鉄道技術館」ですね。動輪が展示されているのがかっこいい!

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バス停側から回ってくると、本当に「THE 工場」ですね。


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館内展示物

さて、肝心の館内ですが。
かつて、道内を走っていた特急や急行のヘッドマークが展示されています。
これだけでも、多分鉄オタは喜びます😆

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特急いしかり:1975~1980年に運用。札幌-旭川間を走行。
急行さちかぜ:1971~1975年に運用。札幌-小樽間を走行。
特急ライラック:1980~2007年に運用。主に札幌ー旭川間を走行。
(※ライラックは2017年より復活しています。ヘッドマークは違いますが)

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特急北海:1967~1986年に運用。札幌-函館間(山線:小樽・倶知安経由で長万部に抜けるルート)を走行。
特急(急行)まりも:1981~2008年に運用。札幌-釧路間(石勝線・根室本線)を走行。

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ここまでも、既に鉄オタ感満載ですが(笑)。
こちらは全国のリゾート列車のさきがけとなった「アルファコンチネンタルエクスプレス」の運転台。
今見てもかっこいいですね。

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こちらは、北斗星のミニチュアモデル。
実は私、北斗星に2回乗車したことがあります。
なので、どちらかというとそれよりも「ドラえもん号」のヘッドマークが懐かしい。

間もなく北海道新幹線開通と同時に、在来線は原則廃止になるのですが、かつては快速で北海道に行けた時代がありました。
ドラえもんのヘッドマークはその頃の名残で、これも20年ぶりの再会です( ;∀;)
(高校生の頃から乗り鉄の気があって、ドラえもん号も乗りました💦)
【2015年8月に投稿したfacebookの説明より】

追記:さらにfacebookを漁っていたら、北斗星の乗車証拠が出てきたので、追加します。

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キハ82運転台。
北海道の気動車特急の代表格…だったらしいです。
要するにディーゼル特急ですね。

屋外展示物

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出ました、SL。
通称「シロクニ」と言うそうで、あの松本零士の「銀河鉄道999」のモデルとも言われています。
そう言われてみれば似ているかな?

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ところで、SLでよく登場する「C◯◯」とか、「D◯◯」の違い、分かりますか?
あれは、動軸の数の違いを表しているんです。まずはやんさんの先日の投稿から。

「無限列車」の車輪、4つのはずです。
こちらはJR東日本のHPより。
SLばんえつ物語号で「C57 180」。愛称は貴婦人。

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こちらは3つですね。
ちなみに私、D51もC57も両方乗ったことがあります。
が、個人的にはD51の方が乗り心地はいいですね。客車の安定感があるんです。


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さて、これまた幻のDMV車。
DMV(デュアル・モード・ビークル)とは、「鉄道レールも一般道も両方走行させちゃえ」というコンセプトの元に開発された車両です。
北海道では積雪の多さや相次ぐ鉄道事故が重なったこともあり導入を断念しましたが、日本におけるDMVの実験はこの苗穂工場からスタートしたのでした。

なお、現在DMVは阿佐海岸鉄道(徳島県)で導入・実験が行われているようです。

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そんなわけで、私が札幌在住で「企画主催者を連れて行くとしたら」編でした(笑)。
なお、苗穂工場は苗穂駅から徒歩15分ほどです。
現在は、この状況のため鉄道技術館も見学できないようですが、私が訪れた2015年8月も鉄オタだけでなく、親子連れなどで非常に賑わっていました。

いつかまた、再開してほしいです!

追記:アイキャッチはWikipediaより、昔の苗穂駅の様子。2018年に建て替えられたそうで、私が訪れた時はまだこの旧駅舎でした。


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