chou à la crème
少しカッコつけてフランス語表記にしてみましたが、有名な洋菓子の一つである、シュークリームについて、何となく書いてみました。
しばらく前のバレンタインデーのときに、師匠がシュークリームお好きらしいというのを察し(笑)、刺激されて数年ぶり(10年ぶりくらい?)に作ってみました。
昔は得意なレシピの一つだったのですが、気がついたら滅多に作らなくなっていたレシピかもしれません。散々作って家人に飽きられたというのもあるし、仕事などで忙しい時期もあり、お菓子を作るゆとり自体もなくなっていたのでしょう。
ところで、久しぶりに作ってみて感じたのが、「皮の部分」が美味しいのなんのって。
シュークリームの皮って、あんなに美味しかったのでしょうか?
もちろんクリームも手作りするのですが、クリーム(今回はカスタードクリーム+ホイップクリームの合わせ技)そのものよりも、コンビニスイーツでは味わえない、皮の香ばしさやバターの香りに感動しました。
皮の材料は結構シンプルです。基本の生地は、薄力粉、水、玉子、バターのみ。手順も
1.水とバターを鍋に入れて火にかけて、バターが溶けて沸騰するまで熱する。
2.薄力粉を入れて混ぜ、練り上げる。
3.火を止めて、溶き卵を少しずつ混ぜながら適度な固さに調整する。
と、割と単純な工程なのですが、粉を入れるタイミングや温度、玉子の適切な量の加減が、ある程度経験を積まないとつかみにくい。
そのためでしょうか。
お菓子づくりの好きな人御用達?の「クオカ」(≒富澤商店)でも、「シュー生地ミックス」のような商品は見当たりません。
ということは、商品として安定化させる余地がほぼないのでしょう。
シュークリームのバリエーションは、絞る形や大きさを変えて、
「エクレア」
や
「パリ・ブレスト」
のスイーツ系レシピが多いけれど、私個人としてはグジェール(シュー生地にチーズやスパイスを入れて焼き上げたもの)も、気になります。
ワイン通の間では前菜の一種として知られているらしく、郡山のカルディでワインコーナーの隣に置かれているのを見かけたことも。
レシピを検索すると、ベーコンを入れたバリエーションなどもあるらしく、完全にワインのおつまみですね(笑)。
ここまで書いたら、作るしかない!
というわけで、まだ材料があるのを良いことに、グジェールにも挑戦しました。
もはや、「クリーム」要素はゼロですが^^;
ベーコンは手元になかったので、とりあえず基本のシュー生地に、生地を焼く前に、
ブラックペッパー
クレイジーソルト
パルメザンチーズ
とろけるチーズ
を入れて、再度シュー生地をオーブンへ。
ちなみにシュー生地の焼き始めはこんな感じでデロッとしてます。
(大分ピンぼけ……)
焼き上がったのはこちら。チーズが入ったからか、シュークリームのときよりも少し固い感じの焼き上がりです。
試食レポ。
適当にやってみた割に、後を引く美味しさです♡
「グリュイエールチーズ」を合わせるのが定番のようですが、普通のご家庭にあるチーズでも結構いけます。
何となくクレイジーソルトを入れてみましたが、いい仕事をしてくれました(笑)。ブロックベーコンを入れたら、絶対最強だわ~。
ちなみに黒いツブツブは、クレイジーソルトのハーブやブラックペッパーですね。
さらに、妹との会話でのレポ。
「禁断の味を開発してしまった……!!」
最初に違和感を感じても、チーズやハーブ、スパイスなど後を引く要素がてんこ盛りなんですよね(笑)。
左党(酒飲みのほうねw)には、ぴったりのグジェールでした。