紺堂カヤ様主催の企画(https://x.com/kaya_kon/status/1730204914926903505?s=46)に参加しながら詠んだものになります。毎日投稿は難しかったので(卒業がね……)、まとめて年内には放流しよう、という形になりました。31首、面白がってもらえたら嬉しいです。 刀剣短歌アドヴェントカレンダー #私の刀と新年へ2023 瓊瑶城 12/1 風船 審神者 たたむまで紙風船に守らせるかたちと息吹、それで遊んだ 12/2 キャンディー 前田
注意 見出しとか目次とか、かなり読みにくい感じになっています。すみません。文章も全然書けません。読みにくいと思います。1500字くらいしかないです。 まず感謝 私の手元にある『延長戦』は長谷川さんからご恵贈いただいたものになります。ちょっと短歌を頑張っている一介の大学生でしかないので、いまだにびっくりしています。本当にありがとうございます。 ……なので、このnoteを書くことにしました。 あ~、つまり、頂いたからには、何か響かせねば、という話です。それを書いて、公開
「審神者である私」が生きられるから、短歌でやっているんだろう……と最近はもぐもぐ考えています。 1. うしろ髪そのたび棄てて人に世に距離置きながら桃食んでいる 2. 最高気温更新今年もするだろう きみも一緒に生きてもらうよ 3. 黒馬なら丁寧に尾の手入れして走り去っても許せるけどね 4. ざりざりのうなじ恥ずかし 美しい肌はあなたにあるならいいや 5. 雲 とてもはやい ちぎれて ゆく川 か つぎ
1. ミキサーの一部が光る 静かに 朝の青さに応えるように 2. きらしゃらな映画におわす美男かな 美男かな?ことわれず観に行く 3. 肉体も心も遠い恋をするひとはふたつの指輪している 4. まるいテーブルひとつで生きる人の円グラフPC・レジ袋・水 5. ボブ・ヘアーうなじのために買ってある六本セットの安いカミソリ 6. 歯磨きのときにわたしはぷぇってするだれといてもするしどこでもする 7. (生ごみが臭いのは水分のせい……)搾れるだけ搾ったら手を洗う 8. 「香水は服を脱ぐ
隠岐にいってきました 時系列順 吟行録が一番適切な呼び方のやつです 1. 三月の朝、ゼロになる方へ行く。出立を見送る人はなし 2. 擦過傷光れる保護フィルムになれど取り替えるのはやや面倒か 3. 余白の多い頁に春が反射する 太陽を直に見てはいけない 4. 内向性 ラベルを手に入れわたくしは壜へとろんと突き落とされる 5. 知っている港の規模は小さくて渡しと呼んだ方が適切 6. 雪嶺
1. 障子を重ねるような旅京都から札幌までの無言の経路 2. Wi-Fiが使えるらしい うつむいてにせものの空の青さをにらむ 3. 席を立つとき強くひと揺れ襲う(死にはしないさ)反射の暗示 4. しんしん新千歳こんこん今晩も足元にはお気を付けください 5. 未来から来た者を見に来たけれど白いねどれも彼も彼女も 6. 演武場だったと知ってから見れば参考になる時計塔過ぐ 7. 紺の床に