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読書感想文1 『吉宗と宗春』
こんにちは!りんてんです。
最近読んだのは海音寺潮五郎の『吉宗と宗春』、尾州の当主宗春と将軍吉宗の確執を描いた物語である。
この宗春という人はお金を使って経済を回そうとした人で、吉宗は倹約政治の人、関係としては民主党が政権をとった時期の麻生さんと民主党に似ている。
あの時期はマスコミの報道も愚劣極まりなかったし、民主党も聞こえのいいことだけ言っているのに、周りは「政権交代」なんてアホかと思うような理由で民主党を支持していて、心底うんざりしたことを思い出してしまったので、必要以上に吉宗を悪く思ってしまった気がする。
まぁ元々宗春が主人公の小説だから仕方ないんだけれど…。
描写、話の展開、題材の選び方や切り口など、全てがすごく秀逸で、相変わらず海音寺さんは歴史小説の名手だとしみじみ思った作品でした。
ちょっと触れたついでに言っておくと、民主党を嫌いな一番の理由は「庶民感覚」なんて平然と言っているところ。 (現 立憲民主党も結局そう)
「庶民=一般の人々」であり、人が他人のことを庶民と呼ぶのは、自分のことを特権階級とでも思っているときである。
麻生さんはよく誤字を揶揄されていたが、私にはこっちのほうがよっぽど問題発言に思われた。
この言葉一つであいつらが自分たちはえらいと思っているのがありありと見えたし、そんな連中がまともな政治をするとは思えなかったからだ。
よく「庶民感覚のある政治を!」なんて言う人がいたが、確かに政治家はお金をもっていて物理的には私たちは庶民かもしれないが、建前の上では平等なはずだし、自らを「庶民」と称して精神的にも彼らに対しての庶民になってしまうようなことを私はしたくない。
読書感想文に全くなっていないことに今気づきました笑