創作のモチベの源泉

こんちゃ、あびとぱです。
今回は「作品を描く時のコツ」で手を動かしていて感じたことを纏めておきたいと思います。(個人用)
参考にした記事は以下のものです。↓
では、いきましょう。


【 先行記事 】

先で紹介した記事を簡単に要約すると、「あの作品みたいなのを作りたい、このジャンルを作りたい、この舞台で作りたい、このストーリーを作りたい というモチベでものを描くのではなく、このキャラを描きたい、このシーンを描きたいというモチベでものを描く方がより良い」ということが紹介されていました。

なぜ、そのような結論に至っているのかは元の記事の解説に任せるとして、重要なのは自分が好きなキャラを描くことと自分の好きなシーンを描くことが大切なわけですから、それを収集してまとめれば良いという話になります。


【 モチベの源泉 】

では、一つ問いたいことがあります。
好きなキャラを描くことと好きなシーンを描くことを追求するのも良いですが、物語の存在意義とはそれだけなのかということを疑問として持ちました。
というよりも、この方法論を追求してみて、少しだけ違和感を感じるところがありました。

それを解消するきっかけが以下のピアノ配信です。↓

プロピアニストの音ノ羽萌さんの配信です。
よくお邪魔させてもらっているのですが、この配信を見て思ったことがあります。
「ショパバラ1番の成長エグくね?」と
9月時点では「もう少し、もう少し欲しいヨォぉおおお!!!!」ってなっていたんですが(何が欲しいのかは想像にお任せします)、本日行われたクラシックピアノコンサートでは「そうだよ!これが最高なんだよ!完璧に近いよ!!!」と聴きながら思っていました。
ハッキリというと、9月時点では楽譜通りの完璧な演奏、10月の演奏では自分の解釈を入れることに成功したと言っても良いかもしれません。

私の「ショパバラ1コレクション」では以下の三つしか◎をあげてません。
(youtube上のショパバラは殆ど聞き尽くした上での厳選)

上から、「クリスティアン・ツィメルマン」「ウラディーミル・アシュケナージ」「アルトゥール・ルービンシュタイン」の演奏です。
どれも個性の塊みたいな異常なこだわりを感じさせます。
正直これに類しても良いかなと思えるほどに個性的な演奏に感じました。(現在、コレクション予備軍)

つまり、今日何に衝撃を受けたのかというと9月→10月の「成長」なんて漠然としたものではなく、「どこをどう弾くか」ということが前回の演奏と比べて格段に分かりやすくなったことです。

ここは弱く、ここは強く、ここは流れるように速くなど様々な点において、どう弾くのかのコントラストが明確となっており、演奏者の「意図」を感じます。

作品作りにおいて、最も重要なのはコレなんじゃないか?と

つまり、今回の経験から感じたこととしては物語を紡ぐという点において、最も必要なのは「自分の好きなキャラ、シーンを描くというのよりも著者が何を意図して、何の思考、思想を持ってして作品を構成するか」というところにあるのではないかと思った次第です。

つまり、まとめると以下のようなことが言えるのではないかと。

「モチベの源泉 = 思想をどう分かりやすく伝えるか、見せるか」

これに全てが詰まっているような気がします。
それをやるために、対立関係の構図を考えたり(好きなシーンの作成)、好きなキャラを描くということが求められるのだと感じます。

物語において、最も大切なのは「どれほど思想をイメージにして人に分かりやすく伝えることが出来るか」ということに思えます。

【 まとめ 】

今回は手を動かしていて、自分の悩みに対するピースが手に入ったので、それを共有しておきました。
個人的にはモチベというのは存在しなく、自分が良いと思えるものを作れている感覚さえ得ることが出来ていれば手は勝手に動くと思っています。
そして、重要なのは自然と手を動かせるように道具を用意しておくこと。
その用意として「物語 = 思想を分かりやすく伝える or 見せる媒体」と捉えることで、それをするためにどうすれば良いかを知り、手を動かしやすくなるのではと。
それによってモチベがどんどん湧いてくるという寸法です。

つまり、まぁやることは一つっすね。
何を見せたいのか?
この問いと真剣に向き合うだけ。
そして、それを表現するのに最も適切なものを作り上げること。
自分が前に進むにはそれしか存在しないと考えられます。

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