私らしい生き方を求めて~発達心理学に学ぶキャリア選択のヒント~
結婚を機に、転職してよかったのか?
自分に余裕を持ち、もう少し旦那さんへの
エネルギーを注ぎたいなと思い大手へ転職。
仕事のスピード感を落としたいなと思っていて
願いはかなったけれど、
自分のやりたいことなんだっけ…?
ともやもやした日々が続いていました。
そんな中でマーラーの発達理論を知って
自分の選択に少し自信が持てました。
この理論によると、
生まれてからの成長過程特に0歳~3歳で
「自閉期」「共生期」「分離固体化期」という
段階を経て、徐々に自立や
他者との関わりを学んでいくとされています。
特に、そのころのお母さんとの関わりが
超重要でお母さんが子供をちゃんと見て、
関わりができていないと
大人になってから問題が
発生したりするみたいなんです。
この時期、私は「お母さん」としての
役割を中心に生きていける
環境を整えたいと考えています。
仕事を一時的に「あきらめる」という表現は、
私の中でしっくりきません。
むしろ、今の私は新たな種類の成長に
向き合っていると捉えています。
子どもの成長過程に照らし合わせながら、
大人の私たちも仕事や家庭での役割が変わり、
バランスを見直す時期って
あるんだなーと学びになりました。
これまでは仕事を通じて得る成長や充実が
中心でしたが、今は将来きてくれる
子どもの親として、
そして愛する旦那さんの妻として
自分もまた新しい形で成長していくという道を
選びたいなと思っています。
自分の選択に対する自信を持ち、
母としての成長も、私の人生にとって
かけがえのない一歩だと信じたいと思います。
発達心理に学ぶ~自閉期から分離固体化期まで~
マーラー(M.S.)の発達理論には、
「自閉期」「共生期」「分離固体化期」という
段階があり、これは私たちが
成長の中で少しずつ「自己」を見つけ、
独立していくためのプロセスです。
特に0歳から3歳までの子どもにとって、
この成長の基盤はとても大切で、
それぞれの段階についてご紹介します。
(私も見返そう!)
1. 自閉期(Autistic Phase)
生後すぐから数か月のこの時期、
赤ちゃんは周囲の世界との区別がなく、
主に自分自身の感覚に集中しています。
お母さんのぬくもりや声で安心し、
眠り、ただそこにあるという状態。
この時期にお母さんがそばにいることで、
赤ちゃんは無意識に
「自分が守られている」という安心感を
得ていきます。
2. 共生期(Symbiotic Phase)
生後数か月から1歳半頃までの間、
赤ちゃんはお母さんの存在を
強く感じるようになり、
お母さんとの一体感を感じながら成長します。
お母さんがそばにいることで、
赤ちゃんは安全な環境を認識し、
徐々に他者の存在を理解し始めます。
この共生期の体験は、後の社会的つながりや
自己肯定感の基盤になります。
3. 分離固体化期(Separation-Individuation Phase)
1歳半から3歳頃まで続くこの段階は、
子どもが自分と他者の区別を
より深く理解し始める時期。
分離固体化期はさらに
「分化期」「練習期」「再接近期」
「対象恒常性の萌芽期」
の4つの細かいステップに分かれ、
少しずつ「自分」という存在を確立していきます。
分化期:親と自分を区別し始め、「他者としての親」を認識する最初のステップです。
練習期:自分の力で立ち上がり、歩き、周囲の世界に興味を示す時期で、行動範囲が広がります。
再接近期:少し自立した後、再び親のそばに戻ってくることで安心を求める複雑な感情が現れます。
対象恒常性の萌芽期:親が見えなくても自分を支えてくれるという信頼を持ち、安心できる自己が確立されます。
私の成長と育児の選択
こうした発達段階を知ることで、
子どもが成長し、自己を確立するためには
「安心できる場所」としての母親の存在が
重要に感じています。
仕事を通じて得られる成長や自己実現も大切ですが、
今は子どもの成長を支えることにより重点を置いて、
自分自身の成長を別の形で見つめていきたい。
そして、自己犠牲をして売上を作っていくことではなくて
自分に余裕をもち、子どもに安心や愛の基盤をつくってあげること。
その重要度を今理解することができて本当に良かったと思います。
転職をし、自分を大切に扱ってくれるところに行きたい
仕事をセーブしたいと思えたのは
この理論を潜在的にわかっていたのかなと思うようなきがしました。
今は、「新たな成長のステージ」を楽しみに思っています。
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