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児童書のススメ。

私の両親、特に母は本なら買って良い。という方針でした。なぜなら自分自身が本の虫だから。父は本を読んでる姿というより、仕事の人で、その仕事が本作りでした。父も母も編集者だったのです。

でも私は、漫画や雑誌ばっかり見てたなぁ。ファッション雑誌の仕事したいなぁとか、絵本は好きだったけど。テレビっ子だし。

いざ、子どもが産まれて、私は何の疑問もなく絵本の読み聞かせをしました。とにかくたくさん読みました。子どものためにとかよりも、自分もその本を読みたい気持ちがありました。(めんどうくさい!となる時もなかったとは言わないけれど。)その気持ちは今も続いている感じ。読み聞かせの影響があったかどうかわかりませんが、娘、息子は本が大好きになりました。

娘は図書館や学校で本を借りて読み終わると(これが、噂の速読術なのか?と思うほど読むのが速い!)「これ面白いからママも読んで」とゴリ押ししてきます。そして、私も図書館に息子と行った時は、娘の読む本を探すのですが、娘が実際に読んで気に入った時には、仕事でプレゼンがうまくいったばりの満足感です。

そんなわけで、児童書を読むことが多いのですが、普通に面白い。これ、ジュニア向けとか分ける必要があるのか?と思いながら、最近は自分で読むために児童書を借りたりしちゃいます。

最近の私がハマった児童書はジョナサン・ストラウドの作品です。コンビもののマッドマックス的な世界観の『スカーレット&ブラウンシリーズ』や『ロックウッド除霊探偵局』はNetflixで映像化もされてる様子。一番有名なのは『バーティミィアスシリーズ』です。長いから私はまだ手を出せていません。

そして、私が個展を開催した天狼院書店は、本屋とカフェが一緒になった空間なのですが、本の選定も変わっていて楽しい。

湘南天狼院で個展中に撮影させていただいたもの。お気に入りの本と一緒に。

そこで娘にねだられて買ったのが、佐藤雫さんの『言の葉は、残りて』です。源実朝とその御台所、信子の物語です。娘がここ最近で一番ハマって、未だにロスになっている本です。

もちろん、こちらは児童文学ではありませんし、歴史恋愛小説ですので、大人の表現がチラっとあったりするのですが、読みやすいし、『鎌倉殿の13人』を観ていた私にとってもかなり感情移入しちゃいました。(設定は違うところも結構あります。)

今日、カフェで読んでいる本は、これも娘に「とにかく読んでくれ!」と渡された『奇譚ルーム』はやみねかおるさんの本です。小学校で大人気らしい作家さん。

娘の幼馴染の男の子は娘の上をいく読書家ですが、大のはやみねさんファンで「まだこれから読める作品がたくさんあるのが羨ましい」と娘に言っていたそうです。そんなふうに思えるって素敵。

子どもに本をススメる側からすっかりススメられるようになりましたが、あたらしい世界が広がってとても楽しいです。

さすがにカバー持ってくれば良かった。

とは言え、息子の読み聞かせは正直しんどいです。「かいけつゾロリ」って読み聞かせの本じゃないでしょ!もちろん面白いけど、一気に全部読むと喉がガラガラだし、何より眠くなっちゃう。

<<今日の見出し写真>>
店舗内での写真はお店のライトがあるので、お顔の色を合わせるのが難しいです。ホワイトバランスで調整しますが、その場の雰囲気を出すならあえて、お店のオレンジが被ってても良いかなと思います。


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