挑発と正当防衛

そう遠くない時期に、人民解放軍が香港を練り歩く ”挑発” 行為が行われるかもしれません。それに呼応するように香港人の若者が火炎瓶を投げる・・・。司令官の「正当防衛!」の発令の下、徹底した戒厳を敷く。そんな筋書きが読み取れるのです。

諸外国には、火炎瓶を投げ商店を焼き払う若者の映像が大量に流され、中国本土人の「香港人は暴力に走った」というコメントをさしはさむ。上海など沿海地域は今の香港より ”経済的に優位” にあるので、そのコメントは ”中国本土の本音” として世界に受け止められることでしょう。その方が、経済的に都合が良いから。

香港人は「自由と民主主義」を求めた ”だけ” なのに、暴力を好む輩と十把一絡げに語られるようになります。香港経済も低迷を脱しきれない ”中国の二流地方” へと陥落することになるかもしれません。

だから、今は ”挑発” に乗らない。極端に言えば「自由と民主主義を求めるため、マスクを外します」という運動も必要となるでしょう。香港人が身元を晒しながら「自由と民主主義」を主張すれば、世界は目が覚める。自己犠牲をしているのに知らない振りはできないはずだから。

本当は、日本が仲介に入るべき。今、中国政府とは ”仲良しを演じる時期” が到来しています。であれば、一国二制度を堅持する旨表明している習政権にとっては、どの国であろうとも内政干渉にならない ”仲介” はありがたいこと。

もう、時間がない。”挑発” 行為をさせないためにも、”仲介” が必要。アメリカ合衆国が頼りにならないのは香港人も台湾人も感知しています。「自由と民主主義の国、日本」が、”絶妙な外交” を披露するチャンスでもあるのです。


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