「なにもかも大統領選挙のせいだ」と思われないために
日本の政治が纏まらないのも、欧州が右傾化したのも、北朝鮮がロシアに派兵したのも、米国国内が割れているせいだ、と、こじつけられそうな世界情勢です。
南シナ海で横暴にふるまう中国も、台湾を不安定にするふるまいも、全部、米国国内が割れているせいだ、と、こじつけられないように米国大統領戦後は無理にでも安定した米国になってほしいと思います。
こじつけ(以降、コトバンク参照):むりに理屈をつけて、関係のないことや、理屈に合わないことを結びつけること。また、そのことば。牽強付会。
牽強付会:道理に合わないことを、自分に都合のよいように無理にこじつけること。
筆者が勝手にこじつけているだけなのですが、こじつけている間に「真実」ではないかと思うようになりました。心理とはそのようなものなのでしょう。こじつけには道理がない。政治に道理が無くなれば動乱が起こります。世界は動乱の時代へ移っていくのでしょうか。
どうあっても、「世界のリーダーは米国」であるのです。そのリーダーが二重人格(一人の人間の中に二つの全く異なる人格が交代して現れること)では、世界は動揺するのです。ダブルスタンダード(仲間内と部外者、国内向けと外国向けなどのように、対象によって異なった価値判断の基準を使い分けること)では、リーダーについて行く国は減っていくことでしょう。
では、新たなリーダーは「ロシア・中国・北朝鮮・イラン」(強権四ヶ国)でしょうか。
この問いに「はい」と答える国は極めて少ないはずです。ついて行っているように見える国も「実益重視」でついて行っているだけですから、米国がリーダーらしい態度と行動を見せてくれれば、また、元に戻ることでしょう。
ですが、そうだとしても、米国は揺れ続ける。それは強権四ヶ国が民主主義に介入し続けるからです。他国の介入が入りやすい構造が民主主義です。それをしっかり心にとめて選挙に臨むのが「賢い有権者」ということでしょう。
有権者が賢くなければ民主主義は成り立たない。世界のリーダーである米国の有権者が賢いふるまいをするだけで、強権四ヶ国の介入は無駄に終わるのです。
世界の民主主義の有権者は「なにごともこじつけない」賢さを身に着けるべきでしょう。客観性を重視し冷静にリーダーを選び後押しをする有権者であり続けることが、強権四ヶ国になびかぬ国づくりとなるのです。
(こんなこと:妄想をかいても、もう、遅いのでしょうね。世界がバラバラになる一歩を踏み込んでしまった、やはり、こんなこじつけが私の心から離れていかない・・・)