都内で働いていた人事が、北海道のロケット開発ベンチャー企業に転職してみて
こんにちは。2022年7月からインターステラテクノロジズ株式会社(以下ISTと記載)で人事として仕事を始めた片桐哲です。もともと都内のEdtechベンチャー企業で働いておりましたが、2022年5月に転職活動を始めて、6月上旬には転職&移住を決め、6月下旬には北海道大樹町に住み始めました。
働き始めてから約1か月経過したので、ISTでの仕事のことや大樹町ライフについて自分自身の振り返りも兼ねて記事にしたいと思い、筆を執った次第です。ISTで働こうか迷っている方、帯広や大樹町での暮らしを検討されている方に読んでもらえたら嬉しいです。
ISTに入社したきっかけ
今回転職活動をする上で、絶対に外せない軸が2つありました。
①これから成長していく業種であること
②人事の方がまだいない or いたとしても1人しかいないような組織
宇宙業界に興味を持ったきっかけは、ウクライナ戦争です。転職活動前から戦争が起こり、ウクライナで起きていることを日々アップデートしていく中で、SpaceXのスターリンクのことを知りました。
このツイートを見てから、衛星事業や宇宙産業の構造などを文献やYouTubeなどをで調べていくうちに、今後間違いなく拡大する業種なのではないかと思い始めるように。
ただ国内の宇宙関連のスタートアップで「人事」を募集している求人がなく、たどり着いたのはISTの求人。求人を見たときは宝箱を探し当てた気持ちで、次はここに転職するんだと勝手に自分自身で決め込み、妻にも「次の引っ越し先は大樹町かも」と軽くジャブを打ったことは今でも覚えています。
ISTではどんな仕事をしているか
人事業務はこれまで他の業務を兼務されている方が行っている状況です。人員が急拡大し、事業もスケールする中で「採用」だけでなく、「人事制度」など、人事にまつわる業務に対して課題を洗い出し、優先順位をつけて日々がむしゃらに働いています。
例えば採用業務については求人ページを見ていただけるとわかると思いますが、採用ポジションがニッチなジャンルであったり、職種によっては大樹町に来て働いてもらう必要があります。そのためどのように求職者の方に訴求したらいいのか、日々試行錯誤しながら採用活動を行っております。
1日のスケジュールは?
私の働き方はスーパーフレックスのため、働く時間は自由に決めることができます。また出社と在宅をミックスさせるハイブリッドの働き方も可能。
8:00~9:00 Slackチェック、タスク整理
9:00~12:00 MTGや資料作成
12:00~13:00 お昼
出社する場合は、お弁当を自分で作って食べています。もちろんオフィスの近くにコンビニはありません。
13:00~17:30 面接対応、MTG
17:30~18:00 帰宅
18:00~19:00 夕食
20:00~ 仕事をしたり、犬の散歩をしたりしています
※最近は夜早く寝ることが多いので、早いときは7時ぐらいから勤務開始していることもあります。
ISTで働いてみて感じたこと
現時点で90名近い社員がいますが、各分野において少数精鋭で仕事に取り組んでいるため、ひとり一人の業務範囲や裁量はとても大きいです。私自身ベンチャー企業を複数社経験してきましたが、私の経験の中でも「業務範囲や裁量が一番大きいのでは」と感じています。
ロケット開発は「産業の総合格闘技」と言われ、様々な視点から物事を考え、プロジェクトを進めなければなりません。またISTは日本の中でも特殊な事業をやっている点や、在籍しているエンジニアも開発から製造まで各領域に特化した方がいらっしゃるため、前例がない場合が多く、自身で最適解を見つけ出さないといけないシーンばかりです。
これらのことは技術系の職種だけでなく、管理系や広報・営業系の職種全般に言えることだと思います。
大樹町に住んで感じたこと
このトピックだけでnoteの記事が2~3本書けそうですが、今回はテーマを絞って書いていきたいと思います。
【住環境】
家賃相場は安いですが、物件によって少し高めに感じる物件が。物件のレパートリーは少ないので要注意。
【通勤】
ほぼ全員が車通勤で、私の場合は自宅から職場まで10分なので通勤のストレスは皆無です。ですが、夜はシカやキツネにばったり遭遇してぶつからないように安全運転を心がける必要有。
【ご飯】
意外でしたが、大樹町内には和洋中の一通りのジャンルのお店が揃っていて、どこのお店も安くておいしいです。
【ネット環境やAmazon】
場合によっては工事に時間がかかってしまいますが、ネット速度は十分早いのでストレスはありません。またAmazonも配達に若干時間がかかりますが支障はありません。
【犬の散歩】
どこの公園も人がいないため、いつでも貸し切り状態。犬にとってみれば天国かも。
まとめ
今回の転職は周囲からも驚かれましたが、私自身もかなり思い切った転職&移住だったと思います。これまで山形、東京、神奈川、千葉、埼玉、名古屋、滋賀、大阪、福岡といろんな場所に住んでみましたが、北海道の生活はこれまで住んだ場所の中でも満足度が高いと感じています。
これから転職や移住を検討されている方は、一度北海道に来てみると環境の良さや住みやすさを感じることができると思います。また帯広市では「帯広・十勝移住就職応援プラン」という取り組みをされています。
また今は受付を停止しておりますが、移住支援プログラムも北海道で用意しております。現在は停止していて再開の見込みは不明ですが、もしプログラムが再開され、条件が合致すれば移住支援金を受け取ることができます。
ISTでは全方位で採用を行っております!ぜひ、話を聞いてみたい方は応募またはカジュアル面談(Meety)でお待ちしております。