SHElikes卒業しました。2年5ヶ月で学んだこと
8月28日に2年5ヶ月続けたSHElikesを卒業しました。一般社団法人職員から、ベンチャーへの転職を経て、現在はフリーライターとしてドラマや映画のコラム、レビュー、各種インタビューなどを執筆しています。
SHElikesで学ぶなかで、スキルだけじゃなくマインドの変化や何かを目指す上での気付きが本当にたくさんあった。これからSHElikesを始める方、始めたもののうまくいかない方、一度SHElikesを使ってキャリアチェンジしたけど上手くいかないという方に向けて、私の気づきを役立ててほしいと思い、このnoteを書きはじめました。
SHElikesを利用する累計14万人のごく一例に過ぎないし、どれくらい時間がかかるかは人によって違うので、自分の悩みのヒントになりそうな部分だけでも役立ててもらえたら嬉しいです。
簡単に私のSHElikesを始めてからの歩み
2021年11月 SHElikes受講開始
2022年1月まで デザインメインで学ぶ
6月まで フリーデザイナーを目指す
9月まで フリーデザイナーを諦め、広報職を目指して、転職活動
10月 内定をもらって有休消化、広報に役立つと考え、ライティングを学ぶ
11月 新しい会社へ
2023年3月 適応障害で転職した会社を退職
4月 ライターとロゴデザイナーの両立を目指して準備を始める
6月 ドラマ映画コラム、SEOライターの仕事を始める
8月 SEOを書いていたメディアでディレクターへ異動、開業届を出す
10月 ロゴデザインを手放し、ライターに専念
以降はコース受講をほとんどせず、ライティングの卒業制作やインタビューの練習などを進めて、仕事に応募。飲食店記事や施設取材などをしつつ、エンタメメディアを増やしたりして、現在に至る。
見てわかるように、デザインから始めてそれなりにロゴデザイナーを目指し、途中でロゴデザインへの執着を手放しました(挫折よりも手放すがしっくりくる)。また、SHEを活用して一度転職したのち、失敗しています。
多分すごく回り道してる方。でも、長い人生の1年や数ヶ月回り道したっていいよなと今なら思います。辞めてすぐはモヤモヤしたけど、あのとき決断して良かった。
SHElikesで学んだことをつらつら羅列します!
学びながらこれをやってて楽しいか?を自問自答する
私はデザインがやりたくて、SHElikesに入会しました。最初に取り組んだのもデザインだけど、今振り返ると本当に楽しんでやれていたか正直疑問。
私の悪い癖で、「これができたらかっこいい」が先行していたように思います。だからイラレを触ったり、フォトショを触ったり、デザインを考えたりするのが楽しかったかというとそんなに…って感じでした。
ロゴデザインは楽しかった!でもロゴデザイナーになるために必要な準備はあんまり楽しめなかった。これに気づいたから、私はロゴデザインを手放しました。
でも、メディアに応募するためにドラマコラムの自主制作を書くのは楽しかった!結局楽しいことしか頑張れないし、続かないんです。
SHEに入会する人は、現状にモヤモヤしてる人、デザイン、ライティングがやりたい人、さまざまな人がいると思います。最初に学び始めるものがなんであれ、「私はこれやってて楽しい?(具体的にいえば、その学びや作業をする時に起きる頭の動きに苦痛はないか、めんどくさくないかを考える)」を自問自答しましょう。
私はめちゃくちゃめんどくさがりだし、やりたいことしかできないけど、やったらある程度はできるようになるタイプだと自覚しています。ただ、頑張り続けられないし、すぐに飽きる。あれ?これ楽しくないな?なんか辛い、めんどくさいという気持ちがすぐに湧いてくる。
だからこそ、やってて楽しいことを見つけるためにいろんなコースを見ていました。自分が最初に決めたものに執着しすぎず、いろんなものに手を出して、「これ楽しい?楽しくない?」と自分に問いかけましょう。
こんなことを言っていますが、私も本当にやりたいことがすぐに見つかったほうではありません。ライティング以外の勉強を続けて、デザインに関してはなんとなくはできるけど楽しくない、頑張りきれない、私はダメなやつだと思ってました。SHElikesに入会する3年前からエンタメコラムを書くことに憧れていたくせに、すぐにライティングコースを見なかったんですよね。自分には無理だと思っていたから。
すぐにできる楽しくないことより、今はできないけどやっていて楽しいことの方が継続できるし、仕事にした後も努力を続けられると思います。これは自分がエンタメコラムをやると腹を括って、本気でやり始めてから気づきました。向いていることより、やっていて楽しいことを見つけてほしいなと思います。
なりたい姿を決める
漠然と学び続けていると、「え、これ結局何の役に立つの?」となってしまいがちです。まず、なりたい姿を決めましょう。
憧れの企業に転職したいでも、デザイナーになりたいでも、こういう記事を書きたいでも、現職でこれができるようになりたいでも、なんでもいいです。細かく決められた方がいいですが、はじめは粗くても全然大丈夫。一発でバチっと決まらなくても大丈夫。
私もロゴデザイナー、広報、ライターとたくさん寄り道しました。私の場合は人への憧れが自分の望みを考える上で邪魔になったなと反省があるので、まずは自己分析することも大切です。
なりたいものを決めるために、ぜひコーチングを活用してください。私もほぼ毎月参加していました。知らない人に自分の話をするの嫌だなとか、進んでないしなとか参加したくないと思う人もいるかもしれませんが、コーチも含めてコーチングに参加している人は、他の人の発表に対してバカにしたり、見下したりなんてしませんし、正直にいえば他の人の発表をそこまで長期間覚えていない。(私も印象に残っている人はいますが、参加したコーチングの全てを覚えているかと言ったらNOです…)それでもやっぱりグループコーチングは向いていない!と感じるなら、1on1コーチングにしてみましょう。
SHElikesの勉強に時間を使えなかったということは他のことを頑張っていたり、なにかやる気が起きない要因があるはずです。他のことを頑張っていたならコーチングの時間にその自分を褒めたらいいし、なにかやる気が起きない原因があるならそれを明らかにするといいと思います。
SHElikesを上手に活用する上で、コーチングはめちゃくちゃ大事です。ぜひ1ヶ月に1度、どんな自分であっても褒めてあげる意識で参加してみてください。
コーチングのなかで自分を見つめると、学びながら自分が何を楽しいと感じているのか、何を仕事にしたいのかが見えてきます。不思議なことにこれはコーチとの対話のなかで勝手に引き出されていきます。
コーチと対話しつつ、なりたい姿を明確にしていきましょう。
私はコーチングで口に出してこれをやりますと話すと、「やらねば!」という気持ちになって勉強を継続できました。目標を忘れてしまう方は今月の目標のシートを写真に撮って、度々見返しましょう(見返す日まで決めてスケジュールに入れておけるとより良い)
なりたい姿を決めたら、道筋を明らかにする
なりたい姿は明確になったけど、本当になれるのかなと不安になることがあると思います。「この勉強してて本当になりたい姿になれるのか?」と不安になりすぎると、勉強に集中できなくなってしまうんですよね。ロゴデザイナーになりたいなと思ったときの私もそうやって不安に思って、転職に切り替えました。
なりたい姿が決まったら、何か行動をする前にそこにいくまでの道筋を明らかにしましょう。イメージとしては階段状に、これをやったら次はこれと段階を踏んで認識できているとよりいいです。道筋が見えたらあとは頑張るだけ。この道筋を進むなかで、「あれ?つまらんないぞ?」「 やりたくないかも?」と思ったらそれは自分が本当にやりたいことではない可能性が高いので、もう一度自問自答してみるといいです。(私にとってのロゴデザインはそれでした)一回寄り道して、戻ってくるとかも全然あり。
道筋を明らかにするために使えるのが、コミュニティのイベントです。特にどうやってその職業に就いたかなど、0→1を教えてくれるイベントは参加するのがおすすめ。
あとは、元シーメイトさんですでに活躍している人の過去のツイートを遡ったり、なんならDMで聞くとかもあり。私も何人かから、エンタメコラム書きたいんですが、どうしたらいいですか?と質問をもらったことがありますし、私自身もロゴデザイナーさんやエンタメライターさんに質問DMを送ったことがあります。
ちゃんと聞きたいことを整理して、礼儀正しく聞けば、優しく答えてくれる人が多いと思います。私へのDMも大歓迎です!
考えながら動く!
「これやって何なるのかな?」「本当になれるのかな?」と悩んでしまうと、そのまま立ち止まりたくなってしまう人もいるんじゃないかと思います。
考えることは大切ですが、同時に動くようにしましょう。例えば、他のコースを見てみる、いつもグループコーチングだから1on1コーチングを受けてみる、いつもは参加しないコミュニティのイベントに参加してみるなど。いつもと違うことをしてみると、意外と突破口が見えてくることもあります。
私はあんまり立ち止まらずに動ける方ではありますが、挑戦するまでに色々考えてしまう方です。「ドラマコラム書きたいな〜でもな〜無理かもな〜」と、実際に動き出す半年前から思ってました。今学んでいる脚本も「やりたいな〜でもな〜」と思っている期間が半年くらいあったかも。
悩んでも前に進まないので、とりあえずやってみる。なんか違うと思ったらその時に考えましょう。やってみないと、できるのかできないのか、あってるのかあってないのか、自分が楽しいと思えるのか、思えないのかも分からないので。
なるべく早めにお仕事に挑戦する
学び切ってから挑戦しないとダメだ!と思っている人もいると思いますが、どんなことも結局は仕事をしながら学び続けないといけないので、学びに終わりはありません。
軽率にお仕事に挑戦しましょう。お仕事の応募に挑戦して、うまくいったら頑張ればいいし、うまくいかなかったらなぜうまくいかなかったのかを分析でき、次の学びに生かすことができます。
お仕事に挑戦することは自分を認めてもらえるかもらえないかではなく、今のレベルを測るもの。足りなかったらまた頑張ると捉えて、軽率に挑戦してほしいです。
私もデザインを学んですぐにお仕事案件に挑戦して、けちょんけちょんにやられてました。その時は自分を否定されたと感じ、同時期入会でお仕事を案件をゲットしている人を妬んだりして、あんまり精神的には良くない状態だったなーと思います。それでも何回か挑戦したら、採用してもらうことができました。
やっぱり勉強したら挑戦して、失敗したら次に生かすがすごく大切だと思います。
課題は100%を目指さない
ライティングの課題をやってる人で、最後まで書き切れないという方をよく見かけます。
分かる…!私も書きたい!と思うものほど、書いているうちになんか違う、こう書きたいんじゃないと思って筆が進まなくなったり、こんなんじゃダメだと書き上がらなかったり、そのうち書かなくなったりという経験があります。
仕事だと締切がありますが、課題や自主制作だと締切がないですからね…。自分次第なんです。逆に言ってしまえば、課題や自主制作ならどんなクオリティーでもいいということです。
特にSHElikesの課題であれば、完璧を求めずにとりあえず書き上げて早めに提出してしまいましょう。添削してくれるTAさんは、怒ることも馬鹿にすることもありません。早く出せばその分早く自分の文章の良くないところを認識できます。
基礎力を磨くために、人に見せて早く改善点を知り、早くブラッシュアップする。トライアンドエラーのサイクルを早く回していくことが、なによりもの近道です。
その時の完璧を出すことは大切ですが、完璧を追い求め過ぎて提出に時間がかかるなら、一旦出す!気になる部分があるなら、提出時にTAさんへ送れるメッセージの中に書いておきましょう!
コンペにこだわりすぎない
SHElikesには、コンペがありますよね。デザインやライティング、マーケティングも。もちろんはじめの一歩として挑戦するのは素敵ですが、コンペに通らなければ、実力がない、それを仕事にできないということではありません。
実は私、SHElikesのライターコンペへの入選経験がありません。過去2回応募しましたが、どちらも箸にも棒にもかからず、まあいいやと挑戦をやめました。私の場合はエンタメライターになりたいという明確な目標があったので、書きたいメディアの分析、そのメディアを想定した自主制作に時間を割き、そこで無事お仕事が決まりました。また、コンペに通らずともSEOライターに採用され、2ヶ月後に文章が丁寧だからとディレクターに異動させてもらえました。
デザイナーもライターも明確になりたいものや目指す姿があって、コンペを通らなくてもそこにいけるのであれば、無理にコンペに挑戦し続けなくてもいいと思います。コンペに挑戦しながら、他の求人に応募する、テストライティングを進めるとか同時進行でやるくらいの心持ちでいましょう。
コミュニティへの参加は自分の性格や状況に合わせて
SHElikesの強みであるコミュニティ。確かにとてもいい仕組みですが、こちらも必ず有効活用しなければならないわけではありません。
イベントを見るだけでも全然大丈夫。無理に友達を作ったり、つながりを作ったりしなくてもいいと思います。私もあんまり有効活用できなかった方です。仕事とSHElikesの勉強とコミュニティを両立できなかった…。
イベントも無理にリアルタイム参加しなくても、アーカイブでもいいと思います。インプットできるものの一つとして活用しましょう。
ただ、商品やサービスの立ち上げをしたい!という人はつながりを作っておくのがおすすめです。1人で進むより、数人で進む方がもっと先まで早く進める。同じ志を持って一緒に頑張る仲間を見つけている先輩シーメイトさんをロールモデルに、いろんな繋がりを作っておくのがおすすめです。
最後に&今の夢
自分の反省などを含めて書き散らしてしまいました。説教くさくなっていたらごめんなさい。
書いてて思いましたが、どんな選択をする自分も肯定してあげることが一番大切なのかもしれません。途中でデザインをやめた自分も、寄り道して帰ってきた自分も、仕事が忙しくて(仕事を頑張っていたから)SHElikesのことができなかった自分も、転職しようと思ったけどフリーランスになった自分も、現職を続ける自分も、どんな自分もえらい!みんな、自分の人生に真剣に向き合って悩んでいるだけえらいし、すごい!
最近、SHElikesをうまく使えなくて辞めたという人をたびたび見かけました。確かにサービスに弱点がないと言ったら嘘になりますが、自分に合った使い方でサービスをフル活用&自己分析しながら継続&楽しく多少の努力をすれば、自分のなりたい姿へ確実に近づけるサービスだと思います。サービスを活用しつつ、自分はどうなりたいのか、どうしたいのかを考え続けてほしいです。
私も入会したての時は、本当にキャリアチェンジなんてできるのか?と疑心暗鬼でした。私には無理では?と数えきれないくらい思いました。せっかく転職したのにダメだった時は、やっぱり私は変われないんだと落ち込みました。
でもその時の自分が楽しいと思えることに向き合い、自分のほんの少しの成長に向き合い、楽しく続けていたら入会の3年前、今から5年前から憧れていたメディアで定期的に記事を書けるようになっていました。自分が一番びっくりしています。
ライティングの基礎はSHElikesで学びましたが、エンタメライターとして必要なことをSHElikesで学んだわけではありません。私はなりたい姿になるためのエンジンと思考方法をSHElikesから学んだんだと思います。
今の私の夢は、脚本家になることです。去年の11月から考えはじめ、今年の2月から勉強を始めました。SHElikesに出会ってなかったら、脚本家になりたいなんて微塵も思わないまま人生を終えていたと思います。私には無理ではなく、楽しそう!やってみたいからやろう!と軽やかに挑戦することができたのは、SHElikesのおかげです。
脚本家はすぐになれるものじゃない。多分、10年くらいの継続を覚悟しないといけないかもしれない。正直、私は継続が一番苦手です。ただSHElikesで教わったように、なりたいものになるための道筋を知り、トライアンドエラーを繰り返し、失敗を成功のヒントにすることができれば過程も楽しんでやっていけそうだなと思っています。
SHElikes様、本当にたくさんの学びをありがとうございました。SHEとのお約束を素直に信じ続けたら、こんなに健やかになりたい姿に近づけるなんて体験レッスンの時はまったく思っていませんでした。
これからはもっとたくさんの人がSHElikesに出会ってくれるように、SHEsharesのライター兼ディレクターとして恩返ししていきたいです。
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