コトノハ0010:下ネタに学ぶ
うんこ
うんこドリルが1000万部突破したそうです。
うんこドリルというのは子ども向けの学習ドリルで、問題文に必ずうんこが絡んでいるのがポイント。
漢字ドリルはこんな問題
算数ドリルの文章題
笑っちゃいますけど、子どもには大人気。
文章の内容はぶっとんでいますが、学ぶ内容は普通のドリルと同じ。「うんこ」という要素を加えただけで、勉強がおもしろいものになったんですから天才的発想です。
子ども達相手かどうかはさておき、「伝える」とか「教える」という事に携わる人は見習わなければならないベンチマークだと思ってます。
ちなみに「うんこ」は大便の俗語で、排便するときに「うん」といきむ声に「こ」という親しみを込めた接尾語を加えたものだと言われています(諸説あり)。「うんち」というのは幼児語だそう。「くそ」よりも「うんこ」や「うんち」の方がかわいくていいですね。
「うんこ」を付けるだけで(なんか汚いな…)、同じ内容をより面白く、興味深くしてくれるなんて「うんこ」はコンテンツにおける魔法の調味料のような存在。私も次の「うんこ」を見つけるために、あれこれ頭をひねってみます。