コトノハ0007:糠漬けとワイン
ぬか喜び
ぬか喜びは「あてがはずれて、後でがっかりするような一時的なよろこび」みたいな意味です。
宝くじが当たったって大喜びして友達と何に使おうかと盛り上がったのに、後で見直したら番号を見違っていてハズレだった、みたいなのがぬか喜び。
糠喜びとも書きます。
糠は穀物の皮などのことで有名なのは米糠。お米を皮のまま食べるのが玄米で、皮を剥いた(精米した)のが白米。
この精米の時に出るのが糠で、捨てずに塩を加えて野菜などを漬けたのが糠漬けです。
この糠はだいたいお味噌ぐらいの硬さです。手応えがない例えで「糠に釘」という言葉がありますが、指で押したぐらいでズボッと入ってしまうぐらいの硬さです。
で、ぬか喜びの語源は諸説あるのですが、私が好きなのはこちら。
物語があって、いい説だと思います。
ところで、ぬか漬けってワインに合うって知ってました? 発酵食品だからなのか、白でも赤で合うと思います。
糠でいい思いをしても、こういうのは「ぬか喜び」とは言わないのでご注意くださいね。