死に向かう道まであと何日 4日目 〜身辺整理 書籍を売った
今日は本をまとめて古本業者に引き取ってもらった。頑張った。
作業中、何度も肩や腰に怪しい気配が走ったがことなきを得た。
本のみっしり詰まった箱をまとめて運んでくれる宅配の人には感謝しかない。
まずは業者選定
古本業者についてだが、バリューブックスという素晴らしい会社が前々から気になっていたのでここに決めた。
※決して回し者ではないよ
なんと、古本が売れた時に利益の一部が著者に行くという取り組みをしている。
他にも色々ユニークなシステムとなっているので、是非公式HPを見てほしい。
集荷を申し込みさえすれば宅配業者が引き取りに来てくれる。自分で箱詰めだけ終わらせておけば良い。
古本の閲覧・購入もネット上で完結するので中古本を探している人にもおすすめ。
あとポイント還元や各種キャンペーンが太っ腹すぎる。勝手に応援したい。
本の処分をする時あるある話
多くの人に覚えがあるはずだ。本棚を置けるスペースにはどうしたって限りがある、なので一定期間ごとに減らすしかない。
といってもすごく価値の高い書籍でもないのでそういう専門業者を呼ぶほどでもない、しかし状態は綺麗、それでも一冊一冊値段をつけてフリマアプリで売るなんて面倒すぎる……
そこでB●◯k ●FFとかにまとめて二束三文で叩き売る。
あの罪悪感。
いやB●●k ◯FFにはB◯◯k ●FFなりのメリットや需要がちゃんとあるのは分かっている。きっと店頭に並んで誰かの手に渡ってはくれるのだろうし。
でも勝手に罪悪感を覚えてしまう。
ちなみに私はオタクである。推し漫画家・推し絵師がいる人なんか特に分かってくれると思う。
そこでバリューブックスさん、君に決めた
利益の一部が著者に行くというだけで罪悪感は9割霧消する。あとちゃんと査定してくれそう感がすごい。
今回まとめて送った書籍には、オタク的な意味でファンなら嬉しいであろう書籍も含まれていた。
これを二束三文で売るのはさすがに出来ないので普通なら気力を振り絞ってオークションサイトにでも出すところだが、作者に還元されるならそちらの方が良いに決まっている。
という訳で、安心して引き取ってもらえた次第だ。
到着通知はきたので今は査定待ちである。正確には「査定完了後に即振り込み」で申し込んだので振り込み待ち。
かすかな寂しさと痛み
これで書籍の整理は完了した。
本棚は空っぽになった。
ただ汚れ・破れがある本は手元に残した。これは自分で古紙回収に出す。
罪悪感はもちろんあるが粗末に扱ったツケなので仕方がない。まぁ量は少ないということで折り合いをつけよう。
正直に言えば、宅配業者さんに渡すその瞬間には
「あぁ、大好きな◯◯も◯◯もいよいよ手から離れていってしまうなぁ」
という寂しさや後悔の感情はあった。
好きな作品、毎月楽しみに読んできた未完結の漫画、完全受注生産だった書籍。
しかしその感情こそが電車の中で味わった「あぁ、整理しておけば良かった…もったいなかった…」
という雑念であり、私はそれをなくしたかったから身辺整理を始めたのだ。
死はたとえ覚悟していた形のものだとしても一抹の寂しさと表裏一体であるはず。
そういうものだ、と、この寂しさごと受け入れることとする。